
研究開発に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロが研究開発に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが研究開発に向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、研究開発の職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
研究開発に向いている人・向いていない人は?
研究開発に向いている人の特徴
研究開発職に向いている人は、0から1を生み出すことに情熱を燃やせる人です。まだ誰も見たことのない新しい何かを自分の手で創り出したいという強い探究心や創造意欲が、困難な研究開発を推進する原動力となります。
既知の組み合わせではなく、本質的な新しさや独自の価値を追求し、その過程自体を楽しめる人がこの分野で輝けます。
研究開発に向いていない人の特徴
研究開発職に向いていない人は、自分のやり方を変えるのが苦手な人です。科学技術や市場のニーズは日々変化するため、過去の成功体験や既存のやり方に固執していては新しい成果は生まれません。
変化を恐れず、新しい知識や多様な考え方を柔軟に取り入れ、常に最適な方法を模索する姿勢が求められます。
研究開発についてのよくある質問
研究開発職に就くには、どのような学歴や専門性が求められますか?
多くの場合、担当分野に関連する理系学部卒以上の学歴、特に修士号や博士号が求められます。深い専門知識と研究経験が重視される傾向にあります。
研究開発のテーマはどのようにして決まることが多いですか?
企業や組織の戦略、市場ニーズ、技術動向に加え、研究者自身の発案など様々です。トップダウン型とボトムアップ型の両方があります。
企業での研究開発と大学などアカデミアでの研究の主な違いは何ですか?
企業では製品化や事業貢献が主な目的ですが、大学は真理探究や学術的価値が重視される傾向にあります。成果の評価軸や研究環境も異なります。
【適性診断】あなたは研究開発にどれくらい向いている?
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実際に研究開発で働いている人が「向いている」と思う人
一匹オオカミとしても十分に行動できるが、部下を上手く使い、多くの仕事が的確にこなせて、尚且つ、誰とでも物おじせずに話せる、口の達者な人が向いていると思います。どちらかと言うと、「オレがオレが」の出しゃばりタイプで、多少のことには動じない芯の強さと、諦めないしぶとさが求められます。
redfreesiaさん【経験年数:10年以上、20年未満】
若くて体力のある方。
研究開発の好きな方。
独身の方。
子育て世代であっても、周りに協力してくれる人がいる方。
あんぱんまんさん【経験年数:3年以上、5年未満】
モノづくりが好きな人、なんでどうしてとプロセスを考えるのが好きな人
おーしーさんさん【経験年数:5年以上、10年未満】
実際に研究開発で働いている人が「向いていない」と思う人
研究というと、実験室に籠ってばかりと思われがちですが、営業職に次いで、コミュニケーション能力の問われる部署です。ですから内向的で物静かに人には向かないと思います。
redfreesiaさん【経験年数:10年以上、20年未満】
残業や、有給の取りにくい環境が嫌な人。
責任感がなく、考えることが嫌いな人。
人とうまく関わって行くことができない人。
子育て世代で、周りに協力してくれる人が誰もいない人。
あんぱんまんさん【経験年数:3年以上、5年未満】
体力勝負なだけの人、飽き性、ソフトウェアなどのOS機器が全く触れない人
おーしーさんさん【経験年数:5年以上、10年未満】
研究開発の仕事内容
新技術・製品シーズの探索と基礎検証業務
研究開発職は、新技術や製品のアイデア・情報を探索します。最新論文や市場ニーズを調査・分析し、将来性のある研究テーマを企画立案する仕事です。
そして、仮説に基づき実験計画を立て、必要な装置や材料を準備して実験を実施。得られたデータは詳細に解析し、仮説の検証や新たな知見の獲得を目指します。
製品化に向けた開発・評価業務
研究開発職は、製品化に向けた開発・業務を行います。試作品の設計・製作、性能評価、コスト試算など、製品化を目指した具体的な開発業務を遂行。
研究成果は報告書や特許としてまとめ、社内外への発表も行います。また、製造部門や営業部門と連携し、量産化や市場導入における課題解決も担当します。
研究開発の職業紹介動画【厚生労働省】
出典:厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
研究開発の楽しい・やりがいを感じる体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数10年以上、20年未満
- 当時の年収1300万円
- 会社の規模1,000人以上
研究開発で楽しい・やりがいを感じた時
治験は、開始までに膨大な準備と厳密な計画を要する工程を経て実施されます。即ち、治験開始までには長い時間が掛かります。早くて5年、長い物では10年以上に及ぶ場合もあります。
要するに、新薬が治験を経て厚労省に承認され、市場に出回るまでには気の遠くなるような時間と、お金と、労力が必要なのです。おまけに、この長い開発期間を見越して、上市されるタイミングでの市場での商品価値までをも考慮しなくてはならないのです。要は、長い時間をかけて開発したはいいが、その時には既に商品価値がない、なんてことになったら大問題です。新薬の開発にはこのように、何重もの苦難を乗り越えなくてはならないのです。
ですから、有益な新薬〈社会にとっても会社にとっても〉の開発に携われるのは、会社人生の中で1回あれば正しく大健闘と言える偉業でしょう。新薬開発は、楽しいかは別として、やりがいに関しては、この上ないものであることは間違いありません。
1日のスケジュール例
- 8:30出社・メールのチェック
- 9:00部下からの報告の聴取と打ち合わせ
- 9:30開発計画または治験実施計画の進捗状況の確認と見直し
- 10:30会社上層部への進捗報告
- 12:00昼食
- 13:00治験依頼先等外部共同研究施設への移動
- 14:00治験依頼先等外部共同研究施設との打ち合わせ
- 17:00治験依頼先等外部共同研究施設の患部との意見交換及び接待(主に教授や助教クラス)
- 21:00帰社後に報告書の作成
- 22:00帰宅
研究開発のきつい・つらい体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数5年以上、10年未満
- 現在の年収640万円
- 会社の規模1,000人以上
研究開発がきつい・つらいと感じた時
辛いと言うよりも、大企業あるあるで役員に向けて何かアピールしてるモノづくりになっていて、お客様目線とか表面上は言っているが、割と若手には意識の乖離を感じており、入社した頃の思い描くモノづくりとは違うと感じる時もある。
ゆえに、役員を説得できるかがキーポイントになるのだが、その役員とのディスカッションが出来るのも15年以上のある程度の役職に就いている人がおおく、若手は従順と業務を遂行するのがベターな働き方であるなと感じる。
1日のスケジュール例
- 9:00出社&メール確認
- 9:30進捗確認
- 10:00会議
- 12:00昼食(社食)
- 13:00作業(プログラムやモデル設計)
- 15:00会議
- 16:00作業(プログラムやモデル設計)
- 18:00退勤