未経験から営業職へ!リアルな体験談から知る仕事の魅力とやりがい

営業職経験者へのインタビュー_山口さん

今回は、営業職として第一線でご活躍された後、現在は別分野でその経験を活かす山口さんにインタビュー!

大学時代はパチスロに明け暮れ、一時はホールスタッフとして働くも、一念発起して就職活動を開始。偶然の出会いから営業の世界へ飛び込み、厳しい個人宅訪問や県外長期出張を経験します。台風の日でもお客様のもとへ向かう日々の中で、彼が掴んだ「営業の極意」と、チームで成果を出す喜びとは何だったのでしょうか。

その波乱万丈な経歴から営業のリアル、そしてこれから営業を目指す人へのアツいメッセージまで、余すところなく語っていただきました!

まずは営業としての具体的なお仕事内容について教えていただけますか?

営業職インタビュー_山口さん

私がやっている業務は、新しい契約をいただくための新規開拓営業ですね。担当エリアが決まっていて、そこの個人宅を一軒一軒まわってご契約をお願いする、というスタイルです。

ただ闇雲に訪問するんじゃなくて、過去の訪問データとか、あとは表札を見て新しい方が入居されたかな?なんて推理しながら、効率よく回るように工夫していました。

仙台支店に所属していたんですが、実は仙台で活動したのは数ヶ月くらいなんです。というのも、支店が広域エリアを担当していたので、東北全域が対応範囲でした。青森とか県外へ2週間くらいの出張ベースで営業することがほとんどでしたね。

数あるお仕事の中でなぜ営業の道を選ばれたのでしょうか?

いやぁ、ちょっとお恥ずかしい話なんですが、大学に6年通ったんですけど、パチスロにどっぷりハマっちゃいまして…結果、中退したんです。で、最初はしばらくはパチンコのホールスタッフで働いていました。ただ、働いているうちに、今のままじゃマズいよなと思いまして、それで就職活動を始めたんです

合同説明会に参加した時に、たまたま声をかけてくれたのが今の会社の人事の方で。その後面接を1回やってそのまま内定をいただけたんです。なので正直に言うと、最初はこの業界じゃなきゃ!とか営業がやりたい!みたいな強いこだわりはなかったんですよね。

ただ、昔から人とコミュニケーションを取るのは割と得意な方だったので、営業なら自分にもできるんじゃないかな?という、ぼんやりとした自信みたいなものはありました。

実際に働いてみて入社前に抱いていたイメージとのギャップはありましたか?

ありましたね!一番大きなギャップは、営業ってザ・個人プレーみたいなイメージがあったんですけど、実際はものすごくチームで目標を追いかける意識が強かったことです

常にメンバー同士でBluetoothを繋いで、リアルタイムでお互いの営業トークを聞いてるんですよ。今の言い方、もっとこうした方がいいかもとかアドバイスし合ったり、誰かが契約取れたらナイスー!ってその場でみんなで称賛し合ったり。

想像以上にチームワークを大切にする文化で、人間関係もすごく良かったですよ。悪い方のギャップは、不思議と特になかったです。

営業の仕事で感じる最大のやりがいや楽しさは何でしょうか?

やっぱり、目標を達成した時の達成感ですね!自分の頑張りがダイレクトに数字に繋がるので、やったぞ!っていう自己肯定感がものすごく高まります。

あと、成果に応じてインセンティブが出るんですけど、本当にできる営業マンだと年収1,000万円を超えてる人もいましたから、夢がありますよね(笑)。

それから日々の業務の中で、今日はこのトークを試してみようとか、このエリアはこう攻めてみようとか、自分で考えて改善していくプロセスもゲーム感覚で楽しかったです。PDCAを回して、少しずつ成果が上がっていくのが実感できると、やっぱり嬉しいですよね。

反対に営業ならではのきつさや大変だと感じる瞬間はどんなときですか?

うーん、一番はやっぱり体力的なきつさですね。特に夏の猛暑と冬の極寒はこたえましたし、大雨とか大雪みたいな天候の影響をダイレクトに受けるので、そこは本当に大変でした。普通の台風くらいなら、よほど危険な状況じゃない限りは訪問していましたから。

ただ面白いもので、悪天候の時ってお客さんが在宅している確率が上がるので、逆に契約のチャンスだったりするんですよ。そういう経験を繰り返すうちに、ピンチはチャンス!みたいなマインドが自然と身についていきましたね(笑)。

代表的な1日のスケジュールとお仕事中の時間の使い方について教えていただけますか?

  1. 10:30
    出勤
  2. 10:40
    朝礼
  3. 11:00
    外回り
  4. 13:00
    昼食
  5. 14:00
    外回り
  6. 20:30
    事務作業
  7. 21:00
    退勤

出社は意外と遅くて、10時半でした。そこから朝礼をして、11時くらいから外回りに出発する感じですね。夜の時間帯の方がご在宅の可能性が高いので、それに合わせていました

訪問活動自体は20時くらいまで続けて、その後オフィスに戻って日報を作成したり、契約書類の整理をしたりといった事務作業をこなします。なので、だいたい終わるのは平均して21時くらいでしたね。

昼休憩は、訪問しているエリアの状況とかにもよるので、結構自由に取っていましたよ。

新規営業に向いている人と向いていない人はそれぞれどのようなタイプだとお考えですか?

そうですね、まず向いている人で言うと、やっぱり人と話すのが苦じゃない、むしろ好きな人。これは基本だと思います。それから気持ちの切り替えがうまい人ですね。営業って、本当に断られることの方が多いんですよ。

感覚的には9割5分くらいは断られると思っておいた方がいいです。だから、一件一件落ち込んでいたらキリがない。スパッと気持ちを切り替えて次に行けるメンタルの強さは大事ですね。

逆に向いていない人は、やっぱり人と話すのがあまり得意じゃない、できれば避けたいという人。あとは気持ちの切り替えが苦手で、失敗をずっと引きずってしまうような繊細なタイプの方は、ちょっとしんどいかもしれません。

最後にこれから未経験で営業を目指そうと考えている方々へアドバイスをお願いします!

営業職インタビュー_山口さん

まず大前提として、営業の仕事は正直大変です!(笑)。楽な仕事ではないですね。体力的にも精神的にも、かなりタフさが求められると思います。ぶっちゃけ、色んな職種の中でもトップクラスにきつい部類に入るんじゃないかな。

でもだからこそ、ここでしっかりと経験を積めば、他のどんな仕事に就いたとしてもきついなと感じることは少なくなるはずです

なので、営業として本気でステップアップしたい!とか、圧倒的なコミュニケーション能力を身につけたい!あるいはとにかく厳しい環境で自分を試してみたい!みたいに、明確な目的意識がある人にとっては、ものすごく成長できるし、やりがいも感じられる仕事だと思います。

もちろん、成果を出せば出した分だけ、インセンティブとして自分に返ってくるので、とにかく稼ぎたい!というモチベーションも大歓迎です。生半可な気持ちではなくて、ここで何かを掴んでやるんだ!という強い覚悟を持って飛び込んできてくれたら、きっと道は開けると思いますよ!