
土木施工管理に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロが土木施工管理に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが土木施工管理に向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、土木施工管理の職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
土木施工管理に向いている人・向いていない人は?
土木施工管理に向いている人の特徴
土木施工管理に向いている人の特徴は、周りの人と協力して仕事を進められる人です。土木施工管理の仕事は、発注者、職人、近隣住民など、様々な関係者と連携しながら進めるため、それぞれの立場や状況を理解し、的確に情報を伝達する能力が不可欠です。
今まで、学校や会社、様々なチームの中でリーダーシップを発揮していた人なら、特に向いていると言えるでしょう。
周囲と協力しながらリーダーシップを発揮できる人には、土木施工管理のほかに、施工管理、プロジェクトマネージャー、営業も向いています。
土木施工管理に向いていない人の特徴
土木施工管理に向いていない人の特徴は、毎日同じルーティンワークを好む人です。
土木工事の現場では、天候の変化などで計画通りに進まない事態が頻繁に発生します。臨機応変な対応力も求められるので、ずっと同じ状況でルーティンワークをしていたい方には不向きと言えます。
土木施工管理についてのよくある質問
資格は必要ですか?
必須ではないですが、未経験からなら2級以上の土木施工管理技士などの資格取得がおすすめです。仕事の範囲が広がるので、キャリアアップを目指せます。
女性でもできますか?
できます。実際に、女性活躍が活躍していますといった求人票も多く見かけるようになりました。ドボジョという言葉も流行ってますね。
未経験でも転職できますか?
未経験でも転職できます。人手不足が続いてるので、施工管理の求人は増えています。また、土木施工管理技士の資格があると、転職に有利です。
【適性診断】あなたは土木施工管理にどれくらい向いている?
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実際に土木施工管理で働いている人が「向いている」と思う人
世話好きな人は向いていると思います。あと、ガキ大将気質がある人も向いています。
のびのびさん【経験年数:5年以上、10年未満】
体が健康で一般人から見たら理不尽な事を気にしない人。体育会系の方がよろしいかと。
十全さん【経験年数:10年以上、20年未満】
脳筋、健康的、ある程度の対人関係ができること。望ましいのは身体がしっかりしていたらいい。
8050さん【経験年数:20年以上】
実際に土木施工管理で働いている人が「向いていない」と思う人
運動が嫌いな人、結構歩きます。
あと、コミュニケーションが苦手な人も向いていません。
のびのびさん【経験年数:5年以上、10年未満】
労働時間遵守などを考えている人。雨天や寒暖差でくじける人。
十全さん【経験年数:10年以上、20年未満】
病弱、ネガティブすぎる、根が暗すぎる、人としゃべられない人は無理かと思います。この仕事は人を使ってなんぼなので。いくら個人の能力高くても1人でできる仕事ではないので、他人にお願いを言えない人はNG。また上から目線で要望ばかり言うと最悪の場合には、肉体的会話を強いられます。施工管理業はある意味人気商売の要素があります。
8050さん【経験年数:20年以上】
土木施工管理の仕事内容
安全とスケジュール守る監督業務
土木施工管理は、安全とスケジュールを守るための監督業務を担います。
土木施工管理の役割は、現場の職人に対して具体的な指示を出し、作業内容や進捗状況を常に把握しておくことです。
たとえば、図面通りに施工が進んでいるかを確認したり、安全面での指導を行ったりします。また、現場で発生したトラブルにも迅速かつ的確に対応することが求められます。
土木施工管理では現場の最前線で工事全体を統括し、「品質」「安全」「工程」をしっかりと守る重要なポジションです。
関係者とのコミュニケーションが肝
土木施工管理の仕事は、関係者と調整しながら計画通りに進めていくことです。発注者や設計者と打ち合わせを行い、工事の目的や仕様をしっかり確認します。
その上で、工期や予算に合わせた施工計画を立案し、下請け業者への発注や資材の手配も行います。また、工事の進捗状況を報告したり、申請書類などの事務作業を行うのも重要な業務のひとつです。
こうした準備や調整を通じて、工事を安全かつスムーズに進め、予定通りの完成を目指します。
土木施工管理の職業紹介動画【厚生労働省】
出典:厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
土木施工管理の楽しい・やりがいを感じる体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数3年以上、5年未満
- 当時の年収450万円
- 会社の規模1,000人以上
土木施工管理で楽しい・やりがいを感じた時
殆どの人だと思いますが、現場が無事故で工期内に完成していて、僅かでも利益が出ていれば、たいていの方が達成感を感じます。
また数年後にその場所を通りがかった時に、その現場が過去の思い出になっていて、辛いことなどを忘れて良かったと感じるのが現実です。それがなければ、この仕事は無理です。
あとは入札で施工実績を問われる事が多いのですが、その工種を行ったことがある場合は、ちょっと優越感を感じることができます。
1日のスケジュール例
- 7:10出社
- 7:30朝礼
- 7:35現場へ移動
- 8:00作業開始
- 12:00昼食
- 12:50昼礼
- 13:00作業開始
- 17:00終業・後片付け
- 17:15会社へ移動
- 17:45会社で報告・事務処理
- 18:30退勤
土木施工管理のきつい・つらい体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数5年以上、10年未満
- 現在の年収500万円
- 会社の規模10~99人
土木施工管理がきつい・つらいと感じた時
まずきつい・つらいと感じるのは人間関係です。私は、ずっと公共工事を担当していましたが、役所の人間は現場を知らなすぎる。無理難題をふっかけてくる。この工事を追加でできないか、材料を変えてほしい、議員さんからこう言われたんだ、など。逆にこちらから言うと、却下してきます。納得がいかない。
あと、作業面で言えば、土木工事は地面の下を掘ることが多いです。そのため、水道管やガス管を切ることが多いです。これが本管だったら、何百世帯にも影響が出ます。場合によっては始末書物です。本当に未だに地面を掘っているときは怖くて仕方ないです。
1日のスケジュール例
- 8:00出社、当日の工事予定の確認
- 8:30朝礼、作業準備
- 9:00現場作業開始、現場巡回
- 9:30事務作業、役所や会社と電話打ち合わせ
- 11:00現場確認、指示
- 12:00昼食
- 13:00午後作業の打ち合わせ
- 13:30現場状況の写真撮影
- 14:00役所で打ち合わせ
- 15:00事務作業
- 16:30後片付け、終礼
- 17:00会社への報告書等の作成、送付
- 18:00退勤