
建築設計に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロが建築設計に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが建築設計に向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、建築設計の職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
建築設計に向いている人・向いていない人は?
建築設計に向いている人の特徴
建築設計の仕事に向いている人の特徴は、人と話すことが好きな人です。特に意匠設計者は、構造設計や設備設計の担当者や施工業者など、さまざまな関係者と打ち合わせや調整を重ねながら業務を進めます。
そのため、相手の考えを正しく理解し、自分の意図をわかりやすく伝える「コミュニケーション力」が重要です。
建築設計に向いていない人の特徴
建築設計の仕事に向いていない人の特徴は、責任を負うことに抵抗がある人です。建築設計では、コスト、工期、品質、安全性を考慮しながら、クライアントの要望に応えるという大きなプレッシャーの中で仕事を進めます。
規模が大きい建築物を手掛けるやりがいはあるものの、責任を請け負うことに抵抗ある人は不向きだと言えます。
建築設計についてのよくある質問
資格は必要ですか?
建築士の資格が必要です。まずは二級建築士の資格取得を目指すことが最初のステップとなります。ただし、補助業務など資格なしでも可能なお仕事はあります。
激務って本当?
プロジェクトの納期前や繁忙期はかなり忙しいです。ただし、働き方改革によって、残業削減など環境改善はされている傾向にあります。
未経験でも転職できますか?
未経験でも転職できます。実際に設計補助などの業務で未経験の求人はあるので、未経験可の会社で実務経験を積み、資格取得を目指しましょう。CAD講座やオンラインコースなどの受講もおすすめです。
【適性診断】あなたは建築設計にどれくらい向いている?
20問の簡単な質問に答えるだけで、あなたが建築設計に「100%中、何%」向いているか診断できます。結果はすぐに確認できるので、気軽に試してみてください。
あなたの適職診断結果
個人情報の入力は不要です。診断結果はその場で確認できます。
実際に建築設計で働いている人が「向いている」と思う人
血液型がA型の人(自分はO型ですが)
コミュニケーション能力が高い人
ケイさん【経験年数:10年以上、20年未満】
根気強く、細かい所まで気が利く人、整理整頓ができる人、話を聞ける人
男梅さん【経験年数:10年以上、20年未満】
実際に建築設計で働いている人が「向いていない」と思う人
繊細すぎる人
大雑把すぎる人
内にこもり、他場所の助言を聞かない人
ケイさん【経験年数:10年以上、20年未満】
人と話をするのが苦手な人。また自分が決めたことに自信が持てない人。
平田(仮名)さん【経験年数:10年以上、20年未満】
建築設計の仕事内容
意匠・構造・設備設計の連携
建築設計は、3つの専門分野が協力して進める仕事です。建築設計は、大きく「意匠設計」「構造設計」「設備設計」の3つに分かれ、それぞれの専門分野が連携しながら建物づくりを進めていきます。
意匠設計は、建築士として一般的にイメージされる仕事で、建物の外観や内装、間取りなどをデザインする役割。構造設計は、そのデザインに合わせて、建物の骨組みや強度を計算し、安全な構造を考えます。
設備設計は、空調・給排水・電気設備など、建物内で快適に過ごすために必要なインフラを計画します。
たとえば、意匠設計がデザインを決めた後、構造設計がそのデザインに耐えられる構造を考え、設備設計がそこに配管や配線が通るスペースを確保するといった流れです。
それぞれの専門家が意見を出し合い、調整を重ねながら、一つの建物を完成させていくことが建築設計の大きな特徴です。
クライアントの要望を設計図に落とし込む
建築設計の仕事の中には、クライアントの要望をヒアリングし、建物のコンセプトを決定するクライアントワークがあります。
コンセプトをもとに基本設計図を作成した後、構造や設備も含めた詳細な設計図を作り上げます。これらの設計図は、施工業者に設計の意図を正確に伝えるための重要な資料です。
工事が始まった後は、現場に足を運び、設計図通りに工事が行われているか、品質に問題がないかを確認する「工事監理」を行います。
監理業務を通じて、図面に込めた設計意図がきちんと反映され、安全で質の高い建物が完成するよう責任を持って対応します。
建築設計の職業紹介動画【厚生労働省】
出典:厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
建築設計の楽しい・やりがいを感じる体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数10年以上、20年未満
- 当時の年収350万円
- 会社の規模10人未満
建築設計で楽しい・やりがいを感じた時
お施主様にお引渡しし、実際に使われて「嬉しい・楽しい・快適」などといった感謝の言葉を聞いたときです。
やはり喜んでいただくためにご要望になるべく応え頑張って仕事をしているので、ありがとうという言葉を貰える時が一番ほっとして嬉しいです。
また、計画中や工事中でもお施主様と同じ方向を向いて一緒に良いものをつくろうという気持ちを感じられた時もやりがいを感じます。一緒に一生懸命頑張って1つの形あるものを生み出すのが楽しいです。
1日のスケジュール例
- 9:00出社・仕事スタート(事務作業・図面製作・現場監理・打ち合わせなど)
- 12:00昼食
- 13:00(事務作業・図面製作・現場監理・打ち合わせなど)
- 20:00退勤
建築設計のきつい・つらい体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数10年以上、20年未満
- 当時の年収400万円
- 会社の規模10人未満
建築設計がきつい・つらいと感じた時
ずっと座ってひたすらCADで図面を書いていると、肩こりや頭痛などが起きることが多いです。また、役所関係との協議の末計画自体がゼロベースになる時もごく稀にありました。
また、大手ゼネコンとの仕事の際は、経済的な施工のための提案などありますが、デザイン性に乏しくその度に長時間の打ち合わせが入ります。ものづくりには欠かすことのできないことではありますが、ゼロから生み出す苦しみを少しは知ってほしいです。
あとは給料がとても安いです。時間や労力に見合った給料をいただいたことがありません。働き方改革とはどこにいったのやら。現場監督の働き方改革は最近よく聞きますが、設計に関してももっと考えて欲しいです。
1日のスケジュール例
- 6:00出社・図面作成
- 8:00始業・朝礼
- 8:30図面作成
- 10:30打ち合わせ(訪問)
- 12:00昼食
- 13:00打ち合わせ(ZOOM)
- 15:30図面作成
- 20:30帰宅