地質調査に向いている人・向いていない人の特徴は?転職支援のプロが解説

地質調査に向いている人・向いていない人の特徴

地質調査に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。

この記事では、転職支援のプロが地質調査に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが地質調査に向いているかどうかがわかります。

他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、地質調査の職に就いてみたい方は参考にしてください。


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シゴトのスベテ。編集部(運営会社:株式会社メルセンヌ

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地質調査に向いている人・向いていない人は?

地質調査に向いている人の特徴

地質調査員の仕事に向いている人の特徴は、なぜ?どうして?と深く考えることが好きな人です。地質調査員の仕事は、地盤という目に見えないもの相手にするため、わからないことが多くあります。

わからない中で仮説を立て、調査や解析を経て検証するプロセスが重要なため、地質調査員は考えることが多い仕事です。

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「なぜ?どうして?」と深く考えることが好きな人には、地質調査のほかに、品質保証コンサルタントシステムエンジニアもおすすめです。

地質調査に向いていない人の特徴

地質調査員の仕事に向いていない人は、コミュニケーションを避けがちな人です。調査の業務は、現場での作業員、他の建設業者、発注者など、多くの関係者と連携して進めることが一般的です。

そのため、周囲と協力して仕事を進める意識が低いとは不向きと言えます。

地質調査についてのよくある質問

資格は必要ですか?

必須ではないですが、地質調査技士を取得することで、転職やキャリアアップが有利になります。

地質調査員の将来性はある?

ある可能性が高いです。土砂災害の増加やインフラ整備、地熱発電(再生エネルギー)などにより、需要が安定しています。

未経験でも転職できますか?

未経験者だと難しいです。地質調査員の求人は実務経験を求めるケースが多いため、中途採用では即戦力性が重視される傾向にあります。一方、理系出身の若手であれば、ポテンシャル採用でチャンスはあります。

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      実際に地質調査で働いている人が「向いている」と思う人

      体力のある人が向いていると思います。
      几帳面で作業を想定できるタイプの人があっていると思います。

      ろこここさん【経験年数:1年以上、3年未満】

      実際に地質調査で働いている人が「向いていない」と思う人

      体力もなく力もなく、重い機材を運ぶのに苦労する人は難しいでしょう。
      実験データを丁寧に扱えない人は辞めた方がよい職業だと思います。
      そして現場の方たちに敬意を払えない人が、一番就いてはいけないと思います。

      ろこここさん【経験年数:1年以上、3年未満】

      地質調査の仕事内容

      地質調査の仕事内容

      地盤を調べる専門家

      地質調査員の仕事は、社会インフラを整備するために地盤や地質の状態を詳しく調べることです。

      たとえば、新幹線トンネル建設のために、建設ボーリング調査で地中から土や岩を採取し、その種類や強度を分析したりします。

      これらの調査結果をもとに、地盤の特性を評価し、安全な建設に活かすのが地質調査員の主な業務です。

      報告書作成の業務もある

      地質調査員の仕事としては、報告書の作成もあります。報告書は、構造物の設計や施工計画を立てるうえで重要な資料になるため、重要な工程です。

      また、ただまとめるだけではなく、図面で視覚的にわかりやすくする、調査結果をもとに助言をする、なども必要になります。

      ただ調査するだけではなく、資料作成も地質調査員の主な仕事の一つです。

      地質調査の職業紹介動画【厚生労働省】

      出典:厚生労働省(job tag)
      ※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります

      地質調査の楽しい・やりがいを感じる体験談

      • 退職済み
      • インターネット回答
      • 運営チェック済み
      ろこここさん
      女性20代後半(当時の年齢)
      • 経験年数
        1年以上、3年未満
      • 当時の年収
        400万円
      • 会社の規模
        10~99人

      地質調査で楽しい・やりがいを感じた時

      現場も多いその仕事でやりがいを感じられたのは、よいデータがとれたときです。波形がキレイだと初動もはっきりしますので、解析もやりやすいです。ほかの地質データと整合性があうと、よい仕事ができたと嬉しくなりました。

      また、たばこクサイオッサンではなく、たまには大学生の若いバイトがアシスタントとして行くこともありました。自分も20代だったので、年の近い人のほうが話も楽しく仕事もしやすかったです。

      それに、遠方へ車で出張することが多かったので、車の運転が得意になり、高速道路走行も慣れることができたのはよかったです。

      1日のスケジュール例

      1. 7:30
        出勤
      2. 8:00
        出張準備
      3. 8:00
        現場作業(途中昼食休憩)
      4. 18:00
        片づけ、解析
      5. 19:00
        退勤

      地質調査の楽しい体験談一覧

      地質調査のきつい・つらい体験談

      • 退職済み
      • インターネット回答
      • 運営チェック済み
      ろこここさん
      女性20代後半(当時の年齢)
      • 経験年数
        1年以上、3年未満
      • 当時の年収
        400万円
      • 会社の規模
        10~99人

      地質調査がきつい・つらいと感じた時

      国道やダムなどを造る公共事業のための、地質調査コンサルタント会社に勤めていました。私は地質調査の中でも、物理探査を担当し、地下の地震波構造を測る仕事でした。

      一番多かったのはP波検層です。現場に掘られた数十mほどのボーリング孔に測定器(ゾンデといいました)を入れて固定し、孔近くの地面をハンマーでたたきます。その波を測定器で受信し、時間と距離で速さを求めます。地震波が速い方が、地盤が硬いのです。1mごとに測定します。

      辛いのは機材が重いこと、一緒に行く人がたばこ臭いおっさん技術者ばかりで、道中卑猥なことばかり言うことです。さらに体力的な苦痛もありました。冬は雪道を移動し、雪かきから始めないとなりませんし、山奥が現場のこともありました。

      トンネルの中の調査だと、トイレに行けないので生理中は漏れないよう細心の注意を払わないとなりませんでした。結局3年もたずに退職しました。

      1日のスケジュール例

      1. 7:30
        出勤
      2. 8:00
        出張準備
      3. 8:00
        現場作業(途中昼食休憩)
      4. 18:00
        片づけ、解析
      5. 19:00
        退勤

      地質調査のきつい体験談一覧

      他の建設・技術職の向いている・向いていない人の特徴