法務に向いている人・向いていない人の特徴は?転職支援のプロが解説

法務に向いている人・向いていない人の特徴

法務に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。

この記事では、転職支援のプロが法務に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが法務に向いているかどうかがわかります。

他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、法務の職に就いてみたい方は参考にしてください。


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シゴトのスベテ。編集部(運営会社:株式会社メルセンヌ

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法務に向いている人・向いていない人は?

法務に向いている人の特徴

法務に向いているのは、小さなことにも気づける几帳面な人です。契約書の作成やチェックをする際、隅々まで内容を確認し、潜んでいるリスクや不備を発見する必要があるためです。

1つの文言の見落としが企業の大きな損失に繋がる可能性があるため、丁寧な仕事ぶりが評価されます。

また、過去のトラブル事例や判例に目を通し、将来のリスクを予測して先回りできるタイプは、法務の現場で重宝されます。

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小さなことにも気づき、リスクを予測して先回りできる几帳面な人には、法務のほかに、経理品質管理テストエンジニア/QAエンジニアも向いています。

法務に向いていない人の特徴

法務に向いていない人は、データや根拠よりも、自身の経験や勘を重視する人です。法務の仕事では、法律や契約に基づいた冷静な判断が常に求められます。

トラブル発生時などプレッシャーがかかる場面でも、感情的にならず論理的に状況を分析し、最適な対応を導き出す姿勢が求められます。

法務についてのよくある質問

資格は必要ですか?

必須の資格はありませんが、「司法書士」や「ビジネス実務法務検定」などがあれば転職に有利です。

法学部じゃなくても転職できますか?

法学部以外の学部出身でも、法務への転職は可能です。関連資格を取得して、企業に対して法務の知識があることをアピールするのが効果的です。

未経験でも転職できますか?

未経験でも転職は可能ですが、難易度は高いです。法務関連資格の取得、総務など関連部門での経験があれば、未経験でも転職できる可能性が高くなります。

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      実際に法務で働いている人が「向いている」と思う人

      同じような契約書でも微妙な違いに気付けないといけないので、慎重な人であり、粘り強い人。

      kohさん【経験年数:1年以上、3年未満】

      几帳面な人。神経質な人。常に学び続けられる人。

      ゆきりんさん【経験年数:3年以上、5年未満】

      論理的にものごとを考えることが常日頃から好きな人(苦にならない人)、率先して勉強することを厭わない人(法改正・複数の法律分野)

      エソラさん【経験年数:1年以上、3年未満】

      実際に法務で働いている人が「向いていない」と思う人

      自分で判断をしてしまう人は非常に危険。また経験則で同じでしょって片づけるような雑な人。

      kohさん【経験年数:1年以上、3年未満】

      マイペースな人。大雑把な人。学ばない人。連絡を怠る人。

      ゆきりんさん【経験年数:3年以上、5年未満】

      エビデンスや根拠(ここでは法律)などを度外視して物事を突き進める人、仕事の時間以外に勉強することを嫌がる人(自学自習の習慣がない人)

      エソラさん【経験年数:1年以上、3年未満】

      法務の仕事内容

      法務の仕事内容

      契約書の作成やチェックが中心

      法務の主な仕事は、契約書の作成と内容の確認です。

      契約書に自社にとって不利益な項目がないか、法的な問題点はないかなどを細かくチェックします。

      契約に含まれるリスクや曖昧な表現を見つけ、法的なトラブルを未然に防ぐのが法務の役割です。

      法令遵守体制の構築

      法務は、企業が法律を守って事業を進められるよう、社内規定やマニュアルを整備します。

      法改正や規制の動向を継続的に確認し、必要に応じて内容を見直します。

      また、従業員を対象とした研修を実施し、法令遵守の意識を高めることも重要な役割です。

      法務の職業紹介動画【厚生労働省】

      出典:厚生労働省(job tag)
      ※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります

      法務の楽しい・やりがいを感じる体験談

      • 現職
      • インターネット回答
      • 運営チェック済み
      エソラさん
      男性40代前半
      • 経験年数
        1年以上、3年未満
      • 現在の年収
        500万円
      • 会社の規模
        10~99人

      法務で楽しい・やりがいを感じた時

      M&A・デュー・デリジェンスなど一般的な事業会社の企業法務ではそこまで高い頻度で関わることができない社会的にダイナミックな案件に携われる時にやりがいを感じる。

      複数の専門家プロフェッショナルが一つの目的(買収の成功・滞りのない合併の完了)のために密に連携・情報を共有・議論をしてまとめられた事項を最終的に契約書という形で目に触れる機会がある企業法務という仕事は複眼的視点を養える仕事であると思い楽しい。

      1日のスケジュール例

      1. 9:00
        出社・メール確認
      2. 9:30
        進行形の契約案件の管理表確認/更新
      3. 10:30
        契約書審査
      4. 13:00
        昼休憩
      5. 14:00
        他部署とのミーティング・法務相談
      6. 15:00
        契約書ドラフト作成
      7. 17:00
        法務部内ミーティング・業務報告
      8. 18:30
        退社

      法務の楽しい体験談一覧

      法務のきつい・つらい体験談

      • 退職済み
      • インターネット回答
      • 運営チェック済み
      kohさん
      男性30代前半(当時の年齢)
      • 経験年数
        1年以上、3年未満
      • 当時の年収
        400万円
      • 会社の規模
        10~99人

      法務がきつい・つらいと感じた時

      正しい情報公開をと考えつつも、それが一概に会社のマイナスにならないように専門家の先生とも打ち合わせしてやったことの結果として、逆に融資の見送りにつながり叱責を受けたときは、本当に辛かった。

      多いのは、法務の立場からその契約はまずいと言っても、それを何とかするのが法務の仕事だと勘違いしている現場から、仕事の受注を滞らせる存在のように社長や上役に報告され、柔軟性をもって仕事をするようになどの注意を受けることがあるが、それもキツイ。

      実際の現場と法に、齟齬が起きるのは法務の責任ではないと感じさせられるときは辛い。

      1日のスケジュール例

      1. 8:40
        出社
      2. 9:00
        朝礼
      3. 9:10
        事務作業、専門家と打ち合わせ
      4. 12:00
        昼休憩
      5. 13:00
        事務作業、専門家と打ち合わせ
      6. 17:50
        営業や社長に報告、打ち合わせ
      7. 18:30
        退勤

      法務のきつい体験談一覧

      他の事務・管理職の向いている・向いていない人の特徴