内部監査に向いている人・向いていない人の特徴は?転職支援のプロが解説

内部監査に向いている人・向いていない人の特徴

内部監査に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。

この記事では、転職支援のプロが内部監査に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが内部監査に向いているかどうかがわかります。

他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、内部監査の職に就いてみたい方は参考にしてください。


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シゴトのスベテ。編集部(運営会社:株式会社メルセンヌ

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内部監査に向いている人・向いていない人は?

内部監査に向いている人の特徴

内部監査に向いている人は、コミュニケーション能力が高い人です。内部監査では様々な部門の担当者と一緒に仕事を進めるため、関係者との良好な関係構築が必要です。

また、監査結果や改善提案を関係者に理解してもらい、協力して改善を進めていくためにも、コミュニケーション能力が不可欠です。

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コミュニケーション能力が高く、さまざまな部門の担当者と良好な関係を築ける人には、内部監査のほかに、コンサルタントプロジェクトマネージャー営業も向いています。

内部監査に向いていない人の特徴

内部監査に向いていない人は、相手の顔色を窺いがちな人です。内部監査の業務では、経営層を含むあらゆる立場の人に対して、現状の問題点や改善点を指摘する必要があります。

たとえ相手が上司や経営幹部であっても、公平かつ客観的な評価を伝える勇気が必要です。

内部監査についてのよくある質問

資格は必要ですか?

必須の資格はありません。ただし、キャリアアップを目指す場合は、「CIA(公認内部監査人)」や「公認会計士」などの資格があると有利です。

内部監査のやりがいは?

内部監査のやりがいは、会社全体の成長に貢献できる点です。自分の指摘をきっかけに組織がより良い形に変化するため、成果の実感を得やすいのが魅力です。

未経験でも転職できますか?

未経験でも転職は可能ですが、難易度は高いです。CIA(公認内部監査人)などの専門資格を取得できれば、未経験でも転職できるチャンスはあります。

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      実際に内部監査で働いている人が「向いている」と思う人

      理論的に物事を考えることが好きな人、好奇心が有る人、新しいことに興味を持てる人です。

      カズエンロンさん【経験年数:3年以上、5年未満】

      好奇心や探究心の強い方、聴く能力の高い方が向いていると思います。

      Sigmaさん【経験年数:3年以上、5年未満】

      実際に内部監査で働いている人が「向いていない」と思う人

      違和感を感じても過去からずっとやってきたからと言って流してしまう人

      窓際さんさん【経験年数:3年以上、5年未満】

      権限を持つと性格が変わる人です。監査員ということで権限が与えられるので、扱い方には注意が必要です。

      さくまさん【経験年数:10年以上、20年未満】

      内部監査の仕事内容

      内部監査の仕事内容

      リスクを見極めて課題を明らかにする

      内部監査の仕事は、組織のリスクや課題を早期に発見し、改善を促すことです。

      まず、財務・業務・法令違反などのリスクを洗い出し、影響度に応じて監査対象を決めます。

      その後、現場へのヒアリングや帳票確認を通じて、業務フローや内部統制が正しく機能しているかを検証します。不正やミスの温床となるプロセスがあれば、具体的な改善点を指摘します。

      改善提案と継続フォローで組織を強化

      監査で発見した問題点に対して具体的な改善策を提案し、その後の実施状況をフォローするのも内部監査の役割です。

      単に指摘して終わりではなく、関係部門と連携しながら、より良い業務のあり方を一緒に考えていきます。

      また、必要に応じて追加監査を実施し、リスクの再発防止につなげます。

      内部監査の職業紹介動画【厚生労働省】

      出典:厚生労働省(job tag)
      ※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります

      内部監査の楽しい・やりがいを感じる体験談

      • 退職済み
      • インターネット回答
      • 運営チェック済み
      窓際さんさん
      男性30代前半(当時の年齢)
      • 経験年数
        3年以上、5年未満
      • 当時の年収
        600万円
      • 会社の規模
        1,000人以上

      内部監査で楽しい・やりがいを感じた時

      海外子会社の監査を担当した際に、不自然な経費処理に気づき調査を進めたところ、実際に不正な支出や横領が行われていたことを突き止めたとき。証拠を揃えて関係部署と連携し、最終的にその不正を止めることができた。

      大きな損失を未然に防げたことはもちろん、経営層からも感謝され、監査の重要性と自分の役割の重さを実感した。

      関係部署からは嫌がられる仕事もあるが、地道な作業の積み重ねが企業を守るという点に強い責任とやりがいを感じる出来事だった。

      1日のスケジュール例

      1. 8:30
        出社
      2. 9:00
        始業・朝礼
      3. 9:30
        監査計画の作成・資料整理
      4. 10:30
        現場へ移動・監査対象部門と打ち合わせ
      5. 11:00
        現場の定期点検・ヒアリング
      6. 12:30
        昼食
      7. 13:30
        点検結果のまとめ・報告書作成準備
      8. 15:00
        部内で進捗確認・課題の洗い出し
      9. 16:30
        帰社・必要書類の整理・照合作業
      10. 17:30
        監査報告書の作成・上長への報告

      内部監査の楽しい体験談一覧

      内部監査のきつい・つらい体験談

      • 退職済み
      • インターネット回答
      • 運営チェック済み
      Sigmaさん
      男性30代前半(当時の年齢)
      • 経験年数
        3年以上、5年未満
      • 当時の年収
        1000万円
      • 会社の規模
        1,000人以上

      内部監査がきつい・つらいと感じた時

      監査を行う際に、部署によっては好意的に受け止めてくださる人もいる一方、監査を敵のようにみなしてくる人も一定数いました。そういった現場においては、監査という仕事をしている意義が見出しづらかったです。

      また、指摘事項を挙げた際に、なかなか理解を得られなかったり、なぜそんなことを指摘されなければならないんだとある種の逆ギレのような状態になってしまうケースも少なからずあり、そういった方への対処は非常に苦労しました。

      1日のスケジュール例

      1. 8:00
        出社、メール確認やデータ分析
      2. 10:00
        ヒアリング
      3. 12:00
        昼食
      4. 13:00
        ヒアリング
      5. 15:00
        内部打ち合わせ、データ分析
      6. 18:00
        退勤

      内部監査のきつい体験談一覧

      他の事務・管理職の向いている・向いていない人の特徴