
ロボットエンジニアに興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロがロボットエンジニアに向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたがロボットエンジニアに向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、ロボットエンジニアの職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
ロボットエンジニアに向いている人・向いていない人は?
ロボットエンジニアに向いている人の特徴
ロボットエンジニアに向いている人は、好奇心が旺盛で新しい技術を学ぶのが好きな人です。ロボット技術は急速に進化しているため、常に最新の知識やスキルをアップデートする必要があります。
人工知能、センサー技術、制御理論など、多岐にわたる分野の知識を積極的に吸収する姿勢が重要です。学ぶことに対して前向きで、自ら新しい情報を探求できる人がロボットエンジニアとして成長しやすいでしょう。
ロボットエンジニアに向いていない人の特徴
ロボットエンジニアに向いていない人は、失敗から学ぶ忍耐力が足りない人です。ロボット開発は試行錯誤の連続であり、思い通りに動かないことの方が多いのが現実です。
設計、製作、テストを何度も繰り返し、少しずつ改良していく地道な作業が必要になります。すぐに結果を求めたり、失敗を恐れたりする人は、長期的な開発プロセスの中で挫折しやすく、継続的な改善を要するロボット開発には適していません。
長期的な開発よりも、完成された技術を使って、目の前の課題を解決し、成果を実感したい人は、フィールドエンジニアが向いています。
ロボットエンジニアについてのよくある質問
ロボットエンジニアになるために必要な学歴や専門は何ですか?
一般的には理工系の大学や専門学校で機械工学、電気電子工学、情報工学などを学ぶことが基本です。特に「メカトロニクス」「制御工学」「ロボット工学」などの分野が直結します。ただし、特定の学歴が絶対条件ではなく、実践的なスキルや自主的な学習も重視されます。
ロボットエンジニアに必要なプログラミング言語は何ですか?
C/C++とPythonが最も重要です。C/C++はロボットの制御系やリアルタイム処理に、Pythonは人工知能や画像処理などの高度な機能実装に使われます。また、ROSなどのロボット開発フレームワークの知識も役立ちます。言語そのものより、制御アルゴリズムや信号処理の概念理解が重要です。
未経験でも転職できますか?
完全な未経験からでは難しいですが、理工系の知識やプログラミングスキル、電子工作の経験などがあれば可能性はあります。まずは基礎を学び、関連分野での経験を積んでから目指すのが一般的です。
【適性診断】あなたはロボットエンジニアにどれくらい向いている?
20問の簡単な質問に答えるだけで、あなたがロボットエンジニアに「100%中、何%」向いているか診断できます。結果はすぐに確認できるので、気軽に試してみてください。
あなたの適職診断結果
個人情報の入力は不要です。診断結果はその場で確認できます。
実際にロボットエンジニアで働いている人が「向いている」と思う人
手先が器用で、仕事を覚えるのが早く、体育会系の中で学生時代を過ごした根性のある人
Pくんさん【経験年数:5年以上、10年未満】
ロボットエンジニアには、論理的思考と問題解決を楽しめる人が向いている。
納期や現場対応のプレッシャーに耐えられる精神力も必要。
ロボット職人さん【経験年数:10年以上、20年未満】
ものづくりが好きな人
コツコツと試行錯誤を楽しめる人
hellingさん【経験年数:10年以上、20年未満】
実際にロボットエンジニアで働いている人が「向いていない」と思う人
雑な人、タイパを求めたり、事務的作業が好きな人
pirorinさん【経験年数:10年以上、20年未満】
手先が不器用で、仕事を覚えるのが遅く、強く言われるとめげてしまうようなメンタルの弱い人
Pくんさん【経験年数:5年以上、10年未満】
変化への対応が苦手な人や単調な作業を好む人は向かない。
納期や不具合対応でストレスがかかるので、プレッシャーに弱い人も厳しい。
ロボット職人さん【経験年数:10年以上、20年未満】
ロボットエンジニアの仕事内容
多様なロボットの設計・開発を担う専門職
ロボットエンジニアは、産業用ロボットから介護ロボット、家庭用ロボットまで様々なロボットの設計・開発を行う専門職です。
クライアントの要望に応じて仕様や用途を策定し、必要な機能を実現するための設計・開発を進めていきます。
機械設計、電子回路設計、プログラミングなど幅広い技術を組み合わせて、一つのロボットを形作ります。
また、設計通りにロボットが動くか検証し、発見された問題点を解決するための改良も重要な業務です。
試験・検証からメンテナンスまで一貫して担当
ロボットエンジニアは、設計・開発したロボットが正しく機能するかを確認するため、徹底した試験と検証作業を行います。
動作精度のテストや負荷試験、長時間の連続稼働試験など様々な角度から製品の品質を評価します。
納品後も顧客先での調整や定期的な点検、磨耗部品の交換などのメンテナンス業務を担当します。
トラブル発生時には原因を特定し、プログラムの修正や部品の改良などを行い、ロボットの長期的な運用をサポートします。
ロボットエンジニアの職業紹介動画【厚生労働省】
出典:厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
ロボットエンジニアの楽しい・やりがいを感じる体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数10年以上、20年未満
- 現在の年収550万円
- 会社の規模100~999人
ロボットエンジニアで楽しい・やりがいを感じた時
一番のやりがいは、「自分の作ったロボットが動いたとき」!もう、初めて歩いた赤ちゃんを見守る親の気持ちです(笑)。
設計から配線、プログラムまで関わってきたロボットが、思い通りに動いた瞬間の達成感といったら…感動で鳥肌モノ。展示会でお客さんが「すごい!」って目を輝かせてくれたときは、「この仕事、最高!」ってなりました。
また、福祉や医療現場でロボットが活躍している姿を見ると、「誰かの役に立ってる」って感じて、胸がジーンとします。機械を通して人の未来を支えるって、本当に素敵な仕事です!
1日のスケジュール例
- 8:45出社・メールチェック
- 9:15チームミーティング・作業計画立て
- 10:00設計図の修正、部品の組み立て
- 12:00ランチ(気分転換大事!)
- 13:00プログラミング作業・テスト走行
- 15:30トラブルシューティング(不具合検証)
- 17:00結果のまとめ・日報記入
- 18:30退勤(たまにロボットが気になって残業も…)
ロボットエンジニアのきつい・つらい体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数10年以上、20年未満
- 現在の年収850万円
- 会社の規模10~99人
ロボットエンジニアがきつい・つらいと感じた時
ロボットエンジニアとして、納期の厳しさと技術の急速な進化に対応するのがつらい。製造業向けの産業ロボットを設計・プログラミングするが、クライアントの仕様変更が頻繁で、スケジュールがタイトになる。
1ヶ月で設計から現場テストまで求められた時は、深夜残業が続き、体力的にも精神的にも限界だった。新たなAIやIoT技術のキャッチアップも必須で、中年になった今、学習のペースについていくのが大変。
チームの若手との技術知識のギャップを感じ、指導しながら自分も勉強するプレッシャーがある。現場でのロボット不具合対応では、原因究明に数日かかることもあり、クライアントからのクレーム対応がストレスだった。
1日のスケジュール例
- 8:00出社、メールチェック
- 8:30チームミーティング、進捗確認
- 9:00ロボット設計(CAD使用)
- 11:00制御プログラム作成(PLCコーディング)
- 12:00昼食
- 13:00クライアントと仕様打ち合わせ(オンライン)
- 15:00ロボットテスト準備、センサー調整
- 16:30テスト結果分析、報告書作成
- 18:00若手指導、技術資料確認
- 19:00退勤(繁忙期は21:00)