
プラントエンジニアに興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロがプラントエンジニアに向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたがプラントエンジニアに向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、プラントエンジニアの職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
プラントエンジニアに向いている人・向いていない人は?
プラントエンジニアに向いている人の特徴
プラントエンジニアに向いている人は、複数の技術分野に興味を持つ人です。プラント設計では機械・電気・化学・土木といった様々な技術要素を統合する必要があります。
一つの専門分野だけでなく、関連する技術にも関心を広げ、全体を俯瞰できる視点が重要です。
特定分野の専門家と協力しながらプロジェクト全体の整合性を取る役割があるため、幅広い技術領域への好奇心と学習意欲を持つ人がプラントエンジニアとして成功しやすいでしょう。
幅広い技術に関心を持ち、全体をまとめてプロジェクトを推進できる人に向いているプラントエンジニア以外の仕事は、プロジェクトマネージャー、生産技術エンジニア、コンサルタントです。
プラントエンジニアに向いていない人の特徴
プラントエンジニアに向いていない人は、一つのことにしか集中できない人です。プラント建設では多数の作業が並行して進み、様々な問題が同時発生することも珍しくありません。
設計変更や納期調整、突発的なトラブルなど、常に複数の課題に対応する必要があります。
一度に一つの仕事しか処理できず、並行作業や優先順位の切り替えが苦手な人は、プラントエンジニアの業務において混乱し、全体の進行を滞らせてしまう可能性があります。
プラントエンジニアについてのよくある質問
プラントエンジニアになるには何を学べばよいですか?
機械工学、電気工学、化学工学、土木・建築工学などの理工系学問が基本です。また、CADや設計ソフトの操作スキル、プロジェクト管理手法、安全管理についての知識も必要です。実務では複数の分野の知識を組み合わせるため、自分の専門以外の分野も幅広く学ぶ姿勢が重要です。
プラントエンジニアの海外勤務の可能性はどれくらいですか?
エンジニアリング会社や国際的なプラントメーカーなどでは、海外プロジェクトに携わる機会が多くあります。特に新興国でのプラント建設需要は高く、長期の出張や赴任も珍しくありません。
未経験でも転職できますか?
専門性の高い職種のため、完全な未経験からの転職は難しいです。まずは設計補助や現場監督などの関連業務から始め、実務経験を積むキャリアパスが一般的です。研修制度が充実した企業を選ぶとよいでしょう。
【適性診断】あなたはプラントエンジニアにどれくらい向いている?
20問の簡単な質問に答えるだけで、あなたがプラントエンジニアに「100%中、何%」向いているか診断できます。結果はすぐに確認できるので、気軽に試してみてください。
あなたの適職診断結果
個人情報の入力は不要です。診断結果はその場で確認できます。
実際にプラントエンジニアで働いている人が「向いている」と思う人
複数の連絡事項を同時進行で管理、遂行できる人物
けーたさん【経験年数:5年以上、10年未満】
論理的思考と計画性に優れた人に向いています。
感情よりも状況を分析して判断できるタイプが強いです。
どうちゃんさん【経験年数:3年以上、5年未満】
かなりの体力と少しくらい図太い精神がある人が向いている
ででんでデンデンさん【経験年数:10年以上、20年未満】
実際にプラントエンジニアで働いている人が「向いていない」と思う人
変化に弱く、計画通りにしか動けない人や、体力に自信がない人は向いていないかもしれません。
どうちゃんさん【経験年数:3年以上、5年未満】
繊細で他人のために動こうとする人は仕様外の仕事を受けがちなので向いてない
ででんでデンデンさん【経験年数:10年以上、20年未満】
怒られることに慣れてない人、理不尽に怒られる場合の対処法が分からない人
にょちこさん【経験年数:3年以上、5年未満】
プラントエンジニアの仕事内容
工場や発電所の設計から建設まで担当
プラントエンジニアは、化学工場や発電所などの大規模な生産設備の設計から建設までを幅広く担当します。
顧客のニーズをヒアリングして基本設計を作成し、詳細な機器配置や配管・電気系統の図面を作成します。
見積書や工程表を作成して予算と納期を管理し、資材や機器の発注・調達も行います。
建設工事の現場では施工会社への指示や進捗管理を行い、計画通りの品質・工期・コストで完成させる責任を担います。
プラントの試運転と保守管理を実施
プラントエンジニアは、建設後の設備の試運転から安定稼働までをサポートする重要な役割を果たします。
各種機器の動作確認やシステム全体の連携テストを実施し、安全性や効率性の確認を行います。
試運転で発見された不具合や問題点に対して調整や修正を施し、設計通りの性能が発揮されるまで調整を続けます。
稼働後も定期点検や性能維持のための改善提案を行い、プラント全体のライフサイクルをサポートする技術的バックアップを提供します。
プラントエンジニアの職業紹介動画【厚生労働省】
出典:厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
プラントエンジニアの楽しい・やりがいを感じる体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数10年以上、20年未満
- 当時の年収900万円
- 会社の規模1,000人以上
プラントエンジニアで楽しい・やりがいを感じた時
検討図と仕様書をもらって、実際の製作図に落とし込んで工事計画まで立てた上で、いざ工事が始まってドンドンと形になっていく姿を見て稼働まで繋げることができると、何とも言えない達成感を感じる事ができた。
工事の規模も大きかったため、関わる人も多く、凄く仕事ができる人と繋がる事ができると、自分もこんな風になりたいなとモチベーションが非常にあがってそのタイミングは前向きな未来を見据えることができた。この時間は知的好奇心が高くなり非常に楽しい
1日のスケジュール例
- 8:30出社&朝会
- 9:00メール確認、事務作業
- 11:00工事打ち合わせ
- 12:00食堂でご飯
- 13:00現場視察
- 15:00予算会議
- 16:00事務作業
- 17:00明日の予定整理と依頼メール
- 19:00帰宅
プラントエンジニアのきつい・つらい体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数3年以上、5年未満
- 現在の年収380万円
- 会社の規模100~999人
プラントエンジニアがきつい・つらいと感じた時
何といっても「責任の重さ」と「現場の過酷さ」です。扱うのが化学工場や発電所、水処理施設など大型かつ危険を伴う施設なので、一つの設計ミスや管理ミスが大事故につながる恐れがあります。常に安全性を最優先しながら業務を進めなければならず、プレッシャーは大きいです。
さらに現場対応が求められることも多く、気温40度近い真夏の現場や、風雪の中での工事立ち会いなど、体力的にもハードな環境で働く日もあります。また、海外のプラント案件では長期間の出張や現地対応も必要になるため、家庭を持っている人にはそのバランスを取るのが難しいと感じるかもしれません。
スケジュール通りに工事が進まなかったり、トラブル対応で急な残業が発生したりすることもあり、常に柔軟性と冷静な対応力が求められます。
1日のスケジュール例
- 8:30出社・メールチェック
- 9:00工事進捗の確認、設計図面の修正対応
- 10:30現場へ移動・施工業者と打ち合わせ
- 12:00昼食(現場近くの食堂で)
- 13:00現場確認・安全管理・写真記録
- 15:00オフィスに戻り報告書作成
- 16:00翌日の工程調整・部材の手配
- 17:30社内ミーティング・進捗共有
- 18:30退勤(時には20時過ぎまで残業あり)