
養護教諭に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロが養護教諭に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが養護教諭に向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、養護教諭の職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
養護教諭に向いている人・向いていない人は?
養護教諭に向いている人の特徴
養護教諭に向いている人は、いざという時に冷静に行動できる人です。学校では子どもの突然の怪我や体調不良が起こり得ます。
緊急度を素早く見極め、応急処置や関係各所への連携を的確に行う判断力が、子どもの安全を守る上で求められます。冷静に対応できる人が活躍できるでしょう。
養護教諭に向いていない人の特徴
養護教諭に向いていない人は、困った時に誰かに頼ることが苦手な人です。養護教諭は学校に一人で配置されることも多く、判断に迷う場面や複雑な問題に直面することもあります。
問題を一人で抱え込み、周囲に相談できないと、対応が遅れたり負担が増えてしまいます。適切な連携が取れない人は、この仕事には向いていないと言えるでしょう。
養護教諭についてのよくある質問
養護教諭になるのに資格は必要ですか?
養護教諭になるには、養護教諭免許状が必要です。養護教諭養成課程のある大学で養護教諭免許状を取得します。また、教員採用試験に合格する必要もあります。
養護教諭の仕事は激務ですか?
養護教諭は多忙で責任が重く、激務と感じることが多いです。怪我や病気の対応や心のケアなど業務範囲が広く、1人配置のケースが多いため負担が大きくかかります。
未経験でも転職できますか?
未経験でも転職は可能ですが、養護教諭免許状が必要です。また、教員採用試験の合格も必要なため、非常にハードルが高いです。
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実際に養護教諭で働いている人が「向いている」と思う人
子どもの成長を喜ぶことができ、責任感が強く周りを見られる人
りんぽんさん【経験年数:3年以上、5年未満】
協調性がある人だと思います。
自分の仕事とほかの先生の仕事をしっかりわけて、受け入れるところは受け入れ、時にはNOという強さが必要だなと思いました。
まかろんさん【経験年数:1年以上、3年未満】
子どもが好きであることが前提だと思います。基本的に一人職なので、他の先生方と上手に連携できて、巻き込んでいける方が良いと思います。
スイーツビュッフェ食べたいさん【経験年数:3年以上、5年未満】
実際に養護教諭で働いている人が「向いていない」と思う人
他責思考の人だと思います。
自分の良くなかった点は受け入れて改善していかないと、学校という狭い組織の一員の中で働いていくのは難しいと思いました。
まかろんさん【経験年数:1年以上、3年未満】
子どもが好きじゃない方。受診の有無など判断しないといけないので、判断力がない方は向いていないと思います。
スイーツビュッフェ食べたいさん【経験年数:3年以上、5年未満】
子どもに対して興味や関心が持てず、心身の不調に寄り添う姿勢がない人だと思います。
緊急時にパニックになりやすい人も不向きです。
suzukiさん【経験年数:5年以上、10年未満】
養護教諭の仕事内容
生徒の健康管理と救急処置
養護教諭は、学校における生徒の健康を守ることを主な仕事です。生徒が怪我をしたり、急に体調が悪くなったりした際には、すぐに応急手当を行います。
また、体調が優れない生徒がいれば、保健室で休めるようにしたり、早退を促したりすることも大切な役割です。体の悩み相談に乗るだけでなく、心の不安にも耳を傾け、生徒が安心して学校生活を送れるよう温かくサポートします。
健康的な学校生活を支える環境づくり
生徒が自ら健康に関心を持ち、管理できるよう手助けすることも養護教諭の仕事です。「保健だより」の作成や掲示物で情報提供を行い、授業などを通じて健康に関する知識や習慣を伝えます。
また、学校全体の衛生管理にも気を配り、感染症の予防や清潔な環境づくりに努めます。定期健康診断の計画・実施や、その結果に基づくフォローアップも行い、関係者と連携しながら生徒の健康を支えます。
養護教諭の職業紹介動画【厚生労働省】
出典:厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
養護教諭の楽しい・やりがいを感じる体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数5年以上、10年未満
- 当時の年収330万円
- 会社の規模10~99人
養護教諭で楽しい・やりがいを感じた時
養護教諭として楽しい・やりがいを感じたのは、子どもたちが保健室での関わりを通じて少しずつ元気を取り戻していく姿を見たときです。
たとえば、毎日のように頭痛を訴えて登校していた生徒が、保健室で話を聞いたり、体調管理のアドバイスをしたりするうちに、自分で健康管理を意識するようになり、元気に授業へ戻れるようになったことがありました。
その姿を見て「自分の存在が少しでも子どもたちの支えになっているんだ」と実感し、大きなやりがいを感じました。信頼関係を築いていく過程そのものも、非常にやりがいのある時間です。
1日のスケジュール例
- 8:00出勤・保健室の清掃・消毒
- 8:30健康観察(登校時の体調確認・検温)
- 9:00始業・朝の打ち合わせ
- 9:30体調不良の児童対応・記録記入
- 10:30保健指導の資料作成・保健だより作成
- 11:30ケガや体調不良で来室した児童の処置・対応
- 12:30昼食(保健室にて簡単に)
- 13:00健康診断や身体測定の準備・実施補助
- 14:30学級訪問・保健指導(感染症予防や生活習慣)
- 15:30保護者や教職員との連絡・相談対応
- 16:00日誌・記録の記入、消毒・片付け
- 17:00退勤
養護教諭のきつい・つらい体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数3年以上、5年未満
- 当時の年収450万円
- 会社の規模10~99人
養護教諭がきつい・つらいと感じた時
児童生徒からの相談を受けて、「親(担任)に言わないでほしい」と言われたときの対応が大変でした。
その児童生徒の「言わないでほしい」という気持ちを理解できるし、相談するに至るまでに、たくさん考えて勇気を持って話してくれたと考えると、そのようにしてあげたい気持ちになります。
でも、児童生徒の今後の安全や安心を考えた時、この子のためにならないと分かるので、なんとか説得をして…。心理的にきついところだと思います。
1日のスケジュール例
- 8:30出勤
- 8:30朝の職員会議
- 8:50保健室業務(登校時の救急処置等)
- 9:00学校の水質検査、校内の見回り、事務業務
- 12:20昼休み 保健室対応
- 13:10空いている時間で昼食、事務業務
- 15:40放課後の保健室対応(相談業務が中心)
- 17:00退勤