
公務員技術職に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロが公務員技術職に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが公務員技術職に向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、公務員技術職の職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
公務員技術職に向いている人・向いていない人は?
公務員技術職に向いている人の特徴
公務員技術職に向いている人は、粘り強く問題解決に取り組める人です。計画通りに進まないトラブルや、原因不明の公害問題など、解決が難しい課題に直面することも少なくありません。
関係機関などと連携し、最善策を模索しながら、最後まで諦めずにやり遂げる粘り強さが求められます。困難な状況でも、粘り強く解決を目指せる人が活躍できるでしょう。
公務員技術職に向いていない人の特徴
公務員技術職に向いていない人は、チームでの連携や調整が苦手な人です。公務員技術職は、関係部署、施工業者、市民など、多くの立場の人との協議や調整を通じて進めることが不可欠となります。
周囲と協力したり、円滑なコミュニケーションが苦手な人は、向いていないと言えるでしょう。
公務員技術職についてのよくある質問
公務員技術職の種類は?
公務員の技術職には、土木、建築、機械、電気・電子・情報、化学、農学、林学など、多岐にわたる専門分野があります。
技術職と事務職の違いは何ですか?
技術職は土木や建築などの専門知識を活かした業務、事務職は企画立案や庶務など行政運営全般に関わる業務を担当します。
未経験でも転職できますか?
未経験でも公務員技術職への転職は可能です。公務員試験の合格が必須であったり、大学レベルの理系知識が求めらます。
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実際に公務員技術職で働いている人が「向いている」と思う人
粛々と仕事ができ、日々勉強するのが嫌いではなくて、人間関係やトラブルに対して柔軟に機転がきく人。少し悪い言い方をすれば、専門知識はほどほどにあれど、それについてプライドを持たず、何でも適当でもそこそこにこなせる要領が良い人。
とっとこリチャードソンジリスさん【経験年数:5年以上、10年未満】
記憶力がよい人(特に人の顔、家族、背景)。コミュニケーション力が高い人。素直な人。
ほのかさん【経験年数:3年以上、5年未満】
コミュニケーション能力が高く、お客様から不愉快なことを言われても流すことができる人
モモコさん【経験年数:20年以上】
実際に公務員技術職で働いている人が「向いていない」と思う人
他人と話すことが苦手な人。大きな目標を提示されたときに自分でロードマップを作成できない人
モモコさん【経験年数:20年以上】
マジメ過ぎる人には向いていないと思います。
マジメ過ぎて「この仕事は絶対失敗できない」とか「これは自分の仕事だから全部責任は自分にある」と考えてしまう人は、良い仕事はできても長続きはしないと感じました。
dotan-batanさん【経験年数:10年以上、20年未満】
異動のたびに業務内容ががらりと変わるので、何年も同じルーティンワークがやりたい人には向いていない。
にこりクジラさん【経験年数:5年以上、10年未満】
公務員技術職の仕事内容
社会基盤の計画と整備
公務員の技術職は、道路、橋、上下水道などの公共インフラや、学校、役所といった公共建築物の計画、設計、建設を担う仕事です。
具体的には、事業計画の立案から設計図書の確認、工事の発注、現場での施工監督や品質管理まで行います。
税金を財源とし、市民の安全で快適な生活を支える社会基盤を形作る、大変重要な業務と言えるでしょう。
既存施設の運用と維持管理
既に稼働している公共施設や設備システムの継続的な運用、保守、修繕も技術職の仕事です。
機械設備や電気設備、上下水道施設、廃棄物処理施設など、専門的な維持管理を担当します。
設備の点検や軽微な修繕の指示、異常発生時の対応、さらには水質や大気などの環境基準の監視も含まれます。
専門知識を活かし、市民が安心して生活できる環境を技術面から支えています。
公務員技術職の職業紹介動画【厚生労働省】
出典:厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
公務員技術職の楽しい・やりがいを感じる体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数10年以上、20年未満
- 当時の年収600万円
- 会社の規模1,000人以上
公務員技術職で楽しい・やりがいを感じた時
道路や橋など、実際にモノづくりに関わることができたのはやりがいと感じました。
特に橋などは計画・設計から完成までに5年以上の時間がかかることがほとんどで、人事異動は3年程度で行われるため計画から完成まで一貫して担当することはできませんし、自分たちは実際に現場で機械を動かして作っているわけではありませんが、様々な基準を満たすよう設計し、問題を解決し、関係部署と調整をしながら現場が少しでも円滑に進むように牽引することが自分の役割だと思い仕事をしていました。
完成時に自分は別の部署に異動していたとしても、完成したという連絡を後任の人から聞き、現場に見に行って出来上がった道路や橋を見ると、「地図に残る仕事ができた」と嬉しくなり、やりがいを感じていました。
1日のスケジュール例
- 8:15出社
- 8:45朝礼
- 9:00現場1からの相談を受ける(電話)
- 9:30外出(現場1へ)
- 10:00現場1到着、相談の詳細について確認
- 11:30帰社、相談内容について解決策の模索
- 12:00昼食
- 12:30苦情対応
- 12:45外出(苦情処理へ)
- 13:30現地到着、苦情主の要求聴き取り
- 15:00苦情対応の記録簿作成
- 15:30現場2からの相談を受ける
- 15:45外出(現場2へ)
- 16:00現場2到着、相談の詳細について確認、その場で解決
- 17:30帰社、現場1の相談内容について解決策の模索
- 19:00工事発注予定の積算、設計書作成
- 21:30退勤
公務員技術職のきつい・つらい体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数20年以上
- 当時の年収600万円
- 会社の規模10~99人
公務員技術職がきつい・つらいと感じた時
国の定めた施策を農家の方へ説明し、実行に向けた支援を行うが、現実とかけ離れたことが多く、理解を得られないことが多かった。
国や上層部からは、なぜ進まないのかと責められ、もっと汗をかけ(現場での説明、説得のことらしい)とよく言われたが、そもそも、現実と乖離していることを訴えても、やらないための言い訳と決めつけられる。
また、現場からは、こんな施策を押し付けるな、だから公務員はダメなのだ、給料泥棒などといわれ、板挟み状態になることが、大変つらかった。
1日のスケジュール例
- 8:00登庁
- 8:30始業、メールチェック等
- 9:30外回り(アポありの場合は農家宅へ、あるいは作物の生育状況確認等)
- 12:00昼食
- 13:00資料作成、次回のアポとり等
- 17:00報告書作成
- 18:00退庁