裁判所事務官に興味があるけど「自分に向いている？向いていない？」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロが裁判所事務官に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが裁判所事務官に向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、裁判所事務官の職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
編集部が答える！裁判所事務官に向いている人・向いていない人は？
裁判所事務官に向いている人の特徴
裁判所事務官に向いている人は、正確性とスピード感を両立できる人です。書類のチェックやシステム入力、来庁者対応など、多岐にわたる事務作業を担当します。
小さなミスが手続きに大きな影響を与えかねないため、一つ一つの業務を丁寧かつ迅速に進める集中力が不可欠です。責任感を持って、確実に業務を完遂できる人が活躍できるでしょう。
裁判所事務官に向いていない人の特徴
裁判所事務官に向いていない人は、刺激や目立つ役割を求める人です。裁判手続きを支える裏方として、定型的な事務作業を正確にこなすことが中心となります。
そのため、変化の多い仕事や、常に表舞台で活躍したいと考える方には、物足りなさを感じるかもしれません。地道な作業を着実に進めることにやりがいを感じられない場合は、向いていないと言えるでしょう。
裁判所事務官についてのよくある質問
裁判所事務官の仕事は激務ですか？
部署や時期にもよりますが、比較的残業は少なく、休暇も取りやすい傾向にあります。繁忙期や担当事件によっては忙しくなることもあります。
転勤は多いですか？
数年に一度程度、採用された高等裁判所の管轄内で転勤があります。総合職の場合は全国転勤の可能性があります。
未経験でも転職できますか？
裁判所職員採用試験に合格すれば、未経験でも裁判所事務官になれます。特別な実務経験は必要ありません。
【適性診断】あなたは裁判所事務官にどれくらい向いている？
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実際に裁判所事務官で働いている人が「向いている」と思う人
ライフイベントを楽しむことを重視する人。結婚休暇や育児休暇が充実しているため。
田中さん【経験年数：3年以上、5年未満】
実際に裁判所事務官で働いている人が「向いていない」と思う人
長距離通勤や頻繁な異動・転勤に耐えられない人。環境の変化に弱い人。
田中さん【経験年数：3年以上、5年未満】
裁判所事務官の仕事内容
裁判手続きを支える事務官の役割
裁判所事務官は、裁判官や裁判所書記官の業務をサポートし、裁判手続きが円滑に進むように様々な事務を行います。
裁判部門に配属された場合、来庁者や電話への対応を担当します。裁判に関連する書類の作成補助や送付、事件のシステム入力も重要な業務です。
明日の裁判の準備や、FAXで送られてくる証拠書類の整理など、訴訟手続きの裏方として多岐にわたる事務処理を担っています。
裁判所の組織運営を担う事務官の業務
裁判所事務官は、裁判所の組織運営に関わる幅広い業務も担当します。
司法行政部門に配属されると、職員の人事や給与に関するサポートを行います。
裁判所の備品の発注や代金の支払い、電気・ガス料金の契約管理も担当業務の一つです。
建物の維持管理に関わるエレベーター点検や清掃といった役務契約の支払い・監督を行う場合もあります。
裁判所事務官の職業紹介動画【厚生労働省】
出典：厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
裁判所事務官の楽しい・やりがいを感じる体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数3年以上、5年未満
- 当時の年収300万円
- 会社の規模1,000人以上
裁判所事務官で楽しい・やりがいを感じた時
裁判所という国民生活の最後の砦ともなる巨大組織の内部において、その歯車になれていることを誇りに感じることがあった。
また裁判官は、意外と個性的だったり、己の熱い信念を持っていたりと、人間味あるパーソナリティをしておられる人が多いので、裁判官の裏の顔を見られるのが楽しかった。
またどうやったら仕事を効率的にできるかを試行錯誤して、上司に提案をしたり、マニュアルを考えたりすることはやりがいがあった。自分が加筆修正したマニュアルを「分かりやすい」と言ってもらえた時は嬉しかった。
1日のスケジュール例
- 8:30登庁、勤務開始。回覧板のチェック、メールチェック、連絡便の発送、文書の受付、ルーティンの書類処理。
- 12:15昼休憩。執務室の机で昼食をとる。
- 13:00勤務開始。午前中に終わらなかったルーティンの処理、イレギュラーな案件の処理、ミーティングなど。
- 17:00退勤
裁判所事務官のきつい・つらい体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数3年以上、5年未満
- 当時の年収300万円
- 会社の規模1,000人以上
裁判所事務官がきつい・つらいと感じた時
民間から裁判所に転職したので、裁判所特有の組織風土に慣れることに時間を要した。書類仕事で整合性をとことん追求し、公文書のフォーマットを徹底的に合わせるという細かい仕事が、大雑把な性格の私には合っていなかった。
重箱の隅をつつくような、割り勘を一円単位で請求するような、枝葉末節まで整合性を揃えることが面倒くさかった。
また裁判事務が関わる多種の制度を把握することが大変だった。特に、制度と制度が複数組み合わさると複雑怪奇さが増して、問題の解決がややこしかった。
1日のスケジュール例
- 8:30登庁、勤務開始。回覧板のチェック、メールチェック、連絡便の発送、文書の受付、ルーティンの書類処理。
- 12:15昼休憩。執務室の机で昼食をとる。
- 13:00勤務開始。午前中に終わらなかったルーティンの処理、イレギュラーな案件の処理、ミーティングなど。
- 17:00退勤
