日本語教師に向いている人・向いていない人の特徴は?転職支援のプロが解説

日本語教師に向いている人・向いていない人の特徴

日本語教師に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。

この記事では、転職支援のプロが日本語教師に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが日本語教師に向いているかどうかがわかります。

他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、日本語教師の職に就いてみたい方は参考にしてください。


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日本語教師に向いている人・向いていない人は?

日本語教師に向いている人の特徴

日本語教師に向いている人は、コミュニケーション能力が高い人です。異なる文化背景を持つ学習者と円滑に関わるためには、相手の立場に立って考え、分かりやすく説明する能力が求められます。

学習者の疑問や不安に耳を傾け、信頼関係を築くことが、学習意欲の維持や効果的な指導に繋がります。

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多様な背景を持つ相手に寄り添い、分かりやすく物事を伝えられる人には、日本語教師だけでなくキャリアアドバイザー人事ホテルの仕事も向いています。

日本語教師に向いていない人の特徴

日本語教師に向いていない人は、マルチタスクが苦手な人です。特に常勤講師は授業以外にもカリキュラム管理や進路相談など複数の業務を同時に担当します。

予定外の変更に対応するのが苦手な人にとっては、業務の多様さがストレスになる可能性があります。

日本語教師についてのよくある質問

日本語教師になるには資格が必要ですか?

働く場所によります。認定日本語教育機関(主に留学生を受け入れる学校)で教えるには、原則として国家資格「登録日本語教員」が必要です。それ以外の場所(地域の教室やオンラインなど)では必須ではありませんが、多くの場合、養成講座の修了などが採用条件となります。また、認定日本語教育機関の制度は2024年に始まったばかりです。今後は多くの日本語学校が認定日本語教育機関に移行すると考えられるので、日本語教師としてのキャリアを考えるなら、「登録日本語教員」の取得はしておいたほうが良いでしょう。

日本語教師はどのような場所で働けますか?

日本語学校、大学、企業の研修部門、国際交流協会、海外の教育機関、オンラインスクールなど、国内外で様々な働き方があります。

未経験でも転職できますか?

未経験でも日本語教師として転職することは可能です。特に、地域の日本語教室や民間の日本語学校などでは、未経験者を歓迎する求人も見られます。一方で、2024年から「登録日本語教員」制度がスタートし、将来的には資格の有無が採用に影響するケースが増えると考えられます。すでに一部の教育機関(※「認定日本語教育機関」など)では、未経験であっても資格の取得または取得見込みが採用条件となることがあります。そのため、未経験からの転職を目指す場合でも、今後のキャリアを見据えて資格取得を検討することが望ましいでしょう。

【適性診断】あなたは日本語教師にどれくらい向いている?

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      実際に日本語教師で働いている人が「向いている」と思う人

      教えるのが好きな人、人と接するのが好きな人

      こうさん【経験年数:20年以上】

      人の成長を見るのが好きな人(子供が相手だと、子供が好きな人)。自分が知っていることを他の人にも教えて、役に立てて欲しい人

      エスプレッソさん【経験年数:3年以上、5年未満】

      実際に日本語教師で働いている人が「向いていない」と思う人

      教えるのが得意ではない人、自ら学ぼうとしない人。

      こうさん【経験年数:20年以上】

      理詰めも必要だが、とことん相手の逃げ道を塞いでしまう人。優しくない人。

      エスプレッソさん【経験年数:3年以上、5年未満】

      日本語教師の仕事内容

      日本語教師の仕事内容

      外国人学習者への日本語授業実施

      日本語教師は、外国人学習者に日本語を教えるのが仕事です。文法、語彙、発音、会話、読み書きといった、日本語の総合的な能力向上を目指すことが主な役割となります。

      生徒のレベルや目的に合わせ、適切な教材と指導法を選び、分かりやすく丁寧に授業を進める必要があります。

      教育の質を高める準備と学習評価

      日本語教師は、効果的な授業のために事前の準備と学習者の評価を行います。生徒のレベルや目標に合わせ、教科書研究や詳細な授業計画を作成したり、補助教材やプリントを独自に作成するのも仕事です。

      さらに、小テストや試験を実施し、学習者の習熟度や課題を把握します。準備や評価は、個別の学習サポートや授業改善に不可欠であり、教育の質向上に繋がります。

      日本語教師の職業紹介動画【厚生労働省】

      出典:厚生労働省(job tag)
      ※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります

      日本語教師の楽しい・やりがいを感じる体験談

      • 退職済み
      • インターネット回答
      • 運営チェック済み
      エスプレッソさん
      女性20代前半(当時の年齢)
      • 経験年数
        3年以上、5年未満
      • 当時の年収
        180万円
      • 会社の規模
        100~999人

      日本語教師で楽しい・やりがいを感じた時

      生徒達それぞれが成長し、日本語が上手になっていくのを感じるのは楽しかった。初級レベルの生徒達が卒業し、中級レベルに上がる時、クラス全員で花束をくれた時など、感動もした。

      僕の方が優しいのに、何で、あんな厳しそうなエスプレッソ先生が花束もらえるんだ?不思議がられていた。生徒はほとんどが2・3世で、自分のアイデンティティ(ブラジル人か日本人か)が定まらない子もいたので、その相談とかにも乗っていたからだろう。

      また、中級クラスや上級クラスで別の先生からエスプレッソの生徒達は出来がいいね、と褒められるとかなり嬉しかった。

      1日のスケジュール例

      1. 17:30
        出社・授業の準備・調べ物・テキスト・テストの準備など
      2. 19:00
        授業
      3. 19:45
        授業終了・次クラスの準備など
      4. 20:00
        授業
      5. 21:45
        授業終了・授業のレジュメ・次回の準備など
      6. 22:00
        退社

      日本語教師の楽しい体験談一覧

      日本語教師のきつい・つらい体験談

      • 現職
      • インターネット回答
      • 運営チェック済み
      こうさん
      男性50代前半
      • 経験年数
        20年以上
      • 現在の年収
        300万円
      • 会社の規模
        10~99人

      日本語教師がきつい・つらいと感じた時

      学生の成績が伸びないときが一番つらいです。そういうとき、自分の教え方がまずいのではないかと思い悩むことが多いです。

      体力的にきついのは成績表を作る時期です。多いときは100名以上の学生の成績をつけなければならず、徹夜作業も珍しくありません。

      あとは、授業準備などで時間に追われているときに、学生対応をしなければならないときや学校行事の準備に時間をとられてしまうときなどは体力的にも精神的にもきついと感じます。

      1日のスケジュール例

      1. 8:00
        出社・朝活
      2. 9:00
        授業開始
      3. 12:00
        授業終了・昼食
      4. 14:00
        授業準備
      5. 17:00
        退勤

      日本語教師のきつい体験談一覧

      他の教育職の向いている・向いていない人の特徴