
購買に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロが購買に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが購買に向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、購買の職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
購買に向いている人・向いていない人は?
購買に向いている人の特徴
購買に向いている人は、裏方として全体を支えることにやりがいを感じる人です。購買は、製造・開発・営業など前線で動く部署の“縁の下の力持ち”です。
自分の働きが表に出ることは少ないものの、納期や品質、コストのバランスをとる調達業務は、会社の利益に直結する重要な仕事です。
目立たずとも堅実に支えることに価値を感じられる人、調整力や交渉力といったスキルを活かして多方面と関わりたい人は活躍できるでしょう。
購買に向いていない人の特徴
購買に向いていない人は、マニュアル通りの作業だけを好む人です。購買業務には定型業務もありますが、突発的な納期変更やトラブル対応、仕入先との価格交渉など、その場その場で柔軟な判断と対応が求められます。
「決まったことだけやりたい」「前例がないことはやりたくない」といった考え方では対応が難しく、組織の調達戦略に貢献できません。
購買についてのよくある質問
購買と営業の違いはなんですか?
営業は「モノやサービスを売る仕事」、購買は「必要なモノやサービスを買う仕事」です。営業が“利益を最大化する”のが役割なのに対し、購買は“コストを最適化する”のが役割です。
購買では英語力はどのくらい必要ですか?
企業や業界によって異なりますが、海外との取引がある場合は読み書きレベルの英語力が求められることが多いです。メールや契約書のやり取り、輸出入関連の書類確認などで活用します。電話やオンライン会議でのやり取りが発生する企業では、ビジネス英会話も必要になります。
未経験でも転職できますか?
はい、未経験からでも転職は可能です。特に営業や事務、プロジェクト管理などで、社内外との調整や交渉経験がある方はそのスキルが活かせます。
【適性診断】あなたは購買にどれくらい向いている?
20問の簡単な質問に答えるだけで、あなたが購買に「100%中、何%」向いているか診断できます。結果はすぐに確認できるので、気軽に試してみてください。
あなたの適職診断結果
個人情報の入力は不要です。診断結果はその場で確認できます。
実際に購買で働いている人が「向いている」と思う人
数字に強く何度も確認することができる人。コミュニケーションが得意な人。
おなべさん【経験年数:1年以上、3年未満】
・物事をコツコツと進められる人
・正直な人
・予測をたてることができる人
・整理整頓ができる人
satomiraさん【経験年数:10年以上、20年未満】
細かくいろいろなことに気が付ける人に向いていると思います。物品は実際に使っている人から不足になったら調達を依頼される…とは限らず、いつの間にか足りない状態でそのままになっていることもあります。自分で担当部署の在庫を常にチェックし、不足で困らないよう良いタイミングで調達するような気配りができればいいです。
にーなさん【経験年数:1年以上、3年未満】
・ルーチン業務が得意な人
・細かな作業が得意な人
・記憶力が良い人
・気配りが出来る人
・先のことまで考えられる人
ころちゃさん【経験年数:3年以上、5年未満】
機転が利く人で周囲と報連相しながら業務にあたれる人です。パソコンスキルはエクセルで入力が出来るレベルで構いません。
桜野うさぎさん【経験年数:3年以上、5年未満】
実際に購買で働いている人が「向いていない」と思う人
大雑把で、物事を後回しにしたり、一度に一つのことしかできない人。
ちあさん【経験年数:1年以上、3年未満】
想定外のトラブル対応や緊急調整にストレスを感じやすい人には向いていません。
まるちゃんさん【経験年数:5年以上、10年未満】
細かい作業を苦手とする人、スケジュール管理ができない人、交渉ごとにストレスを強く感じる人。
なるかわさん【経験年数:1年未満】
購買の仕事内容
社内の調整役として、仕入先との交渉を担う
購買の仕事は、単にモノを「買う」だけではありません。製品やサービスに必要な部品や資材を、適切な価格・納期・品質で調達することが役割です。
仕入先との価格交渉や納期調整だけでなく、設計・製造・品質管理など社内の複数部署と調整しながら、最適な調達方法を検討します。
自社と取引先の双方の事情を汲み取り、交渉を円滑に進めるコミュニケーション力が求められます。
購買データを分析してコスト改善を図る
購買は、数値に基づいたコスト管理も重要な業務です。発注実績や仕入れ価格、在庫状況などのデータをもとに、調達コストの見直しや仕入先の選定を行います。
中長期的な視点での価格交渉や契約更新、グローバル調達の検討なども含まれ、単なる発注係ではなく、戦略的な判断が求められます。
企業の利益に直結するポジションとして、経営視点を持って業務に取り組む姿勢が必要です。
購買の楽しい・やりがいを感じる体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数5年以上、10年未満
- 現在の年収400万円
- 会社の規模10~99人
購買で楽しい・やりがいを感じた時
新規製品立ち上げ時に、コスト削減を求められる中で複数のサプライヤーと交渉を重ね、原価目標をクリアした案件がありました。技術部門とも連携しながら代替材の選定や発注ロットの最適化を行い、全体で予算比90%以下の調達に成功しました。
結果的に営業利益率向上にも貢献し、経営層からも評価されました。単なる発注業務ではなく、コスト戦略やモノづくりの上流に関われることにやりがいを感じましたし、工場や技術部門との連携スキルも高めることができました。
1日のスケジュール例
- 8:30出社
- 9:00始業・メールチェック・部品在庫確認
- 10:00サプライヤーとの納期調整・価格交渉
- 12:00昼食
- 13:00技術・製造部門との打ち合わせ
- 14:30新規見積依頼、発注業務
- 16:00仕入先とのWebミーティング
- 17:00調達状況報告・社内資料作成
- 18:00退勤
購買のきつい・つらい体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数3年以上、5年未満
- 当時の年収500万円
- 会社の規模100~999人
購買がきつい・つらいと感じた時
購買業務を5年ほどしていましたが、特につらいのは納期の調整でした。クライアントは常に短納期依頼な上に毎月の件数がとても多く、その納期に間に合わせるために毎日必死でした。
遅れれば、叱責、時には怒号までありました。そのため、日々納期厳守するためにプレッシャーとの戦いでした。如何に客先の希望通りの納期で対応できるか、業者選択にも追われ、業者からも短納期過ぎるとクレームも多かったです。
上司からもクライアント、下請け業者の対応を任されていたため、板挟みで下手すると注文キャンセルもあり、へこむ日も多かったです。
1日のスケジュール例
- 8:00出社
- 8:30朝礼
- 9:00購買業務、関連業務
- 12:00昼食
- 13:00購買業務、関連業務
- 20:00退勤