
プロジェクトマネージャーに興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロがプロジェクトマネージャーに向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたがプロジェクトマネージャーに向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、プロジェクトマネージャーの職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
プロジェクトマネージャーに向いている人・向いていない人は?
プロジェクトマネージャーに向いている人の特徴
プロジェクトマネージャーに向いている人は、「人に頼るのが得意な人」です。すべてを自分で抱え込まず、周囲のスキルや知見を活かして物事を進める柔軟性と巻き込み力が求められます。
完璧主義でなくても、状況に応じて判断し、最善の一手を選べるタイプが活躍できるでしょう。
プロジェクトマネージャーに向いていない人の特徴
プロジェクトマネージャーに向いていないのは、「優先順位をつけるのが苦手な人」です。進行中のタスクが複数ある中で、何を今やるべきか判断できないと、全体の進捗が滞ります。
また、突発的な変更にも臨機応変に対応する必要があるため、すべてを順番通りに進めたい人には向いていないと言えるでしょう。
プロジェクトマネージャーについてのよくある質問
PMは残業が多いって聞きますが、実際はどうですか?
納期直前やトラブル対応時には残業が発生しやすいです。ただし、もちろん、プロジェクトの進捗やトラブルの有無によって波があります。計画的に進められるプロジェクトでは定時退社が可能なケースもあります。
PMになるには資格が必要ですか?
資格は必須ではありませんが、あると知識の証明や転職時のアピールになります。特に「PMP」や「プロジェクトマネージャ試験」は評価されやすく、学習を通じてスキルを体系的に身につけることも可能です。
未経験でも転職できますか?
未経験からでもPMへの転職は可能です。ただし、いきなり大規模プロジェクトを任されることは少なく、最初は「アシスタントPM」や「進行管理」などの補佐的なポジションからスタートするのが一般的です。
【適性診断】あなたはプロジェクトマネージャーにどれくらい向いている?
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実際にプロジェクトマネージャーで働いている人が「向いている」と思う人
・PMとしてのキャリアを積んでいき、外資やフリーランスのPMとして高給取りになりたい人
・システムに関する専門知識がある人/身に着けたい人
・ストレス耐性が非常に高い人
・コミュニケーション能力が高い人
やまださん【経験年数:1年以上、3年未満】
プロジェクトの主旨をきちんと理解し、クライアントが求めているニーズに応えられる人。マネージメントなので、プロジェクト進捗具合などの報告、レポート作成、チーム管理、問題点の洗い出しなど、マルチタスクに向いていて効率よくタスクを行うことができる人。また、クライアントとのやり取りが発生することがあるので、スムーズにコミュニケーションが取れる人。プロジェクト達成という一つの目標に向かって、チームという組織をまとめ上げることができる人。
エミさん【経験年数:3年以上、5年未満】
コミュニケーション能力が高く、様々な立場の人と円滑に調整できる人が向いていると思います。また、予期せぬトラブルにも冷静に対応できる精神的なタフさや、プロジェクト全体を俯瞰して見渡せる視野の広さも不可欠です。
PMタロウさん【経験年数:3年以上、5年未満】
実際にプロジェクトマネージャーで働いている人が「向いていない」と思う人
プロジェクトマネージャーはチームでは上のポジションになるので、潔く決断ができない優柔不断な人は難しいと思う。一人で作業するのが好きな人も向いていない。
エミさん【経験年数:3年以上、5年未満】
人と話すのが苦手な人や、マルチタスクが苦手な人には厳しい職種です。また、問題が発生した際に責任を負うことを避けたい人や、地道な調整業務を苦痛に感じる人も向いていないと思います。
PMタロウさん【経験年数:3年以上、5年未満】
一つのことに没頭しがちで、複数タスクや調整にストレスを感じやすい人には向いていません。
ゆうさん【経験年数:5年以上、10年未満】
プロジェクトマネージャーの仕事内容
スケジュール・進捗の管理を担う中核的存在
プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体のスケジュールを組み立て、各工程が期日通りに進むよう進捗を管理します。
チーム内での業務の割り振りや優先順位の調整、遅延が発生した場合のリカバリ策の実行など、プロジェクト全体を俯瞰して管理する役割を担います。
開発や制作の現場に寄り添いながら、納期と品質を両立させるための調整力が求められます。
多様な関係者との調整と合意形成を行う
プロジェクトマネージャーは、社内の各部門や外部パートナー、クライアントなど、関係者と頻繁にやり取りをしながらプロジェクトを進めます。
目的や利害の異なる関係者の意見を聞き、妥当な落としどころを見つけて全体の合意を形成することも重要な仕事です。
会議の設定・ファシリテーション、報告資料の作成なども日常的に行われ、対人調整力と説明力が欠かせません。
プロジェクトマネージャーの職業紹介動画【厚生労働省】
出典:厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
プロジェクトマネージャーの楽しい・やりがいを感じる体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数5年以上、10年未満
- 現在の年収400万円
- 会社の規模10~99人
プロジェクトマネージャーで楽しい・やりがいを感じた時
ある業務システムのリプレース案件で、社内の複数部署を巻き込みながら全体進行を任されたときにやりがいを感じました。
場の課題感をヒアリングしながら要件を精査し、ベンダーと調整しながら進めた結果、予定より早く無事リリース。各部門から「使いやすくなった」「業務効率が上がった」と言われたときは本当に嬉しかったです。
プロジェクトの全体像を把握しつつ、関係者一人ひとりにとっての成果も意識して動くことで、信頼や達成感に繋がるのだと実感しました。また、難航していた部署間の利害調整もうまく乗り越えられ、自分のファシリテーション力や調整力が確実に伸びたと感じました。
1日のスケジュール例
- 8:30出社・メール確認
- 9:00プロジェクト進捗確認ミーティング
- 10:00クライアントと要件調整の打合せ
- 11:00課題管理・ベンダー対応
- 12:00昼食
- 13:00チームメンバーとの状況確認・資料作成
- 15:00役員向け報告資料の作成・レビュー
- 17:00翌日のタスク整理・関係部署への連絡
- 18:30退勤
プロジェクトマネージャーのきつい・つらい体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数3年以上、5年未満
- 現在の年収600万円
- 会社の規模100~999人
プロジェクトマネージャーがきつい・つらいと感じた時
一番きつかったのは、クライアントと開発チームとの間で板挟みになった時です。あるプロジェクトで、クライアントから納期直前に仕様の追加要求がありました。
開発チームからは「物理的に不可能だ」と強い反発を受け、一方でクライアントからは「できないと困る」とプレッシャーをかけられる状況でした。
双方の言い分は理解できるものの、プロジェクトの責任者として私が判断を下さなければならず、調整が難航する中で孤独感と重圧に押しつぶされそうになりました。連日深夜まで両者と交渉し、代替案を作成する日々は精神的にも肉体的にも本当に辛かったです。
1日のスケジュール例
- 9:30出社、メールチェック
- 10:00開発チームとの朝会(進捗確認、課題共有)
- 11:00クライアントとの定例ミーティング
- 12:30昼食
- 13:30プロジェクトの課題管理、WBS(作業分解構成図)の更新
- 15:00外部ベンダーとの打ち合わせ
- 16:30チームメンバーとの個別面談、進捗フォロー
- 18:00各種ドキュメント作成(議事録、報告書など)
- 19:30退勤