鍼灸師に興味があるけど「自分に向いている？」「実際の仕事はきつい？」と気になっていませんか？

この記事では、転職支援のプロが鍼灸師に向いている人や向いていない人の特徴を解説。経験者の「きつい」「楽しい」経験談や独自の適性診断も掲載しているため、あなたが鍼灸師に向いているかどうかがわかります。

他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、鍼灸師の職に就いてみたい方は参考にしてください。

シゴトのスベテ。編集部（運営会社：株式会社メルセンヌ）

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編集部が答える！

鍼灸師に向いている人・向いていない人は？

鍼灸師に向いている人の特徴

鍼灸師に向いているのは、観察力に優れ、小さな変化にも気付ける人です。患者が訴える症状だけにとらわれず、生活習慣や精神的なストレス、身体の微細な変化など、言葉にできないサインを読み取る深い観察力が必要です。

患者の小さな変化を見逃さず、症状の根本的な原因を追求し続ける姿勢こそ、他の治療家と差をつける最大のポイントとなります。

鍼灸師に向いていない人の特徴

結果主義で挫折しやすい人は、鍼灸師には向いていません。短期間で満足のいく効果が得られなかった場合に、すぐに無駄だと諦めてしまう人は施術者として成長の機会を得られない可能性が高いです。

鍼灸による施術では、短期間で大きな効果が現れないケースが多くあります。また、身体の状態は患者によって異なり、理論通りの反応が得られない場合も頻繁に発生します。すぐに結果を求めてしまう人は、鍼灸師としての適性は低いです。

鍼灸師についてのよくある質問

男性と女性で働き方に違いはありますか？

施術に大きな男女差はありません。むしろ、女性鍼灸師は婦人科系疾患や美容鍼灸の分野で特にニーズが高い傾向があります。個々のライフプランに合わせた働き方がしやすく、性別を問わず長く続けられる仕事です。

今後も鍼灸師の需要はありますか？

需要は高まると予測されています。ストレス社会や高齢化を背景に、西洋医学では対応しきれない「未病」のケアや、健康維持への関心が高まっているためです。また、スポーツや美容分野でも活躍の場が広がっています。

未経験でも転職できますか？

可能です。ただし、鍼灸師は国家資格のため、まずは専門学校や大学で3年以上学び、国家試験に合格する必要があります。社会人向けの夜間部を設置する学校もあり、働きながら資格取得を目指せます。

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実際に鍼灸師で働いている人が「向いている」と思う人

鍼灸師に向いている人

「治す」ことが好きな人
お年寄りと話すことが好きで、お年寄りのワガママを許せる人

ozatake7002さん【経験年数：5年以上、10年未満】

収益を期待せず人に奉仕する気持ちがある人

なすびさん【経験年数：3年以上、5年未満】

鍼灸師に向いていない人

時給換算する人
真面目過ぎて100％応えようと考える人

ozatake7002さん【経験年数：5年以上、10年未満】

収益を気にしすぎて人の気持ちを考えず自分本位になってしまう人

なすびさん【経験年数：3年以上、5年未満】

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監修

個人情報の入力は不要です。診断結果はその場で確認できます。

鍼灸師の仕事内容

鍼と灸で自然治癒力を引き出す施術業務

鍼灸師の中心となる業務は、鍼や灸を用いて患者の身体的な不調や痛みを緩和する専門的な施術です。東洋医学の理論に基づき、患者一人ひとりの体質や症状を見極め、ツボ(経穴)を的確に刺激します。

肩こりや腰痛といった運動器系の悩みから、自律神経の乱れや婦人科系の不調まで、幅広い症状に対応できる技術です。人が本来持つ自然治癒力の向上を促し、健康的な生活を送るための支えとなります。

不調の根本原因にアプローチするカウンセリング

根本からの症状改善を目指しながら、心身の状態だけでなく日常生活にも目を向けて関わる役割を担います。施術の前には丁寧に問診を行い、体調不良の背景や原因を深く掘り下げた上で、その人に合った施術計画を立てます。

施術後には、食事や運動、睡眠などの生活習慣についても具体的に助言し、患者が自ら健康づくりに取り組めるよう支援します。健康のゴールに向けて共に歩む姿勢が求められ、施術と同じくらい重要な業務です。

鍼灸師のきつい・楽しい体験談

• 退職済み
• インターネット回答
• 運営チェック済み

ozatake7002さん

男性 30代前半

• 経験年数
  5年以上、10年未満
• 年収
  250万円
• 会社の規模
  10人未満

鍼灸師がきつい・つらいと感じた時

通勤時間が45分程度かかる整骨院に朝7時15分に出勤し、昼休憩を除いて夜8時半平均の終了時間まで、ほぼ立ち続けのマッサージし続けで、毎日本当にクタクタに疲れていた。

最初の3年間は鍼灸師の養成学校に通っていて、昼の1時から4時までが学校だったので、身体は休められたが、帰宅後に勉強しなくてはならないので、睡眠時間も不足気味で、精神的にもかなり疲れていたのがきつかった。

資格取得後は、1日の勤務時間が長くてつらかった。

鍼灸師で楽しい・やりがいを感じた時

辛い痛みや長引く不調をもつ患者が、「先生のおかげで治った」と言ってもらえるのが、やはり一番のやりがいになっていると思う。問診から診断、施術が合っていた証拠になるので自己肯定感も上がり、患者にも満足してもらえて再度来院してもらえる。

その中でも永年医者にかかっても治らなかった痛みなどにしっかり取り組んで治せた時は、本当に楽しく仕事ができてると感じている。単に医師へのコンプレックスかもしれないが、なんだか勝ったように思える。

1日のスケジュール例

1. 7:15
   出社
2. 7:20
   始業
3. 12:30
   午前診療終わり・昼食
   （資格取得までは通学）
4. 15:00
   午後診療開始
5. 19:30
   受付終了
6. 20:30
   診療終了・退勤
7. 21:30
   帰宅

• 退職済み
• インターネット回答
• 運営チェック済み

なすびさん

女性 20代後半

• 経験年数
  3年以上、5年未満
• 年収
  300万円
• 会社の規模
  100～999人

鍼灸師がきつい・つらいと感じた時

顧客対応が主なので、顧客がいない時間が休憩や勉強時間となり、日によって休憩や食事を取れないこともあった。また、保険申請を利用していたことから、請求書類などを早朝または深夜に作成しないと、日中に時間を作ることがなかなか難しかった。

診療時間が遅くまでやっていることから帰宅時間も普通の仕事より遅く、朝も早いためとにかく自由な時間が少なかった。顧客を増やすために、さまざまな営業の試みをするよう本部から司令があり、あくまでも顧客のために療養プランを立てて営業することもあり、売りつけているような気分になって鬱になりそうだった。

鍼灸師で楽しい・やりがいを感じた時

自分で見立てた療養内容が顧客に当てはまった時や、施術後に改善が見られた時。また、顧客が指名希望があり自分の存在意義を感じられた時が嬉しかった。社会に出てる上で、人と会話をすることや自分の知らない業界や界隈の話を聞くことは面白く興味が出て、新しいことに挑戦するきっかけになった。

また、自分の成果が正当に評価されて実際に店舗の売上に繋がった時や決算の際にそれを評価してもらい賞与や表彰されたことがとても嬉しかった。

1日のスケジュール例

1. ~8:30
   出社・始業
2. 9:00
   午前開店
3. ~12:00
   午前終了
4. ~14:00
   事務作業・環境整備・技術練習
5. 15:00~
   午後開店
6. ~20:00
   午後終了
7. 21:00?
   明日の準備作業
8. 22:00
   終業・帰宅

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他の医療職の向いている・向いていない人の特徴

• 医療・福祉業界
• 精神科医
• 薬剤師
• 看護師
• 看護助手
• 医師事務作業補助者
• 管理栄養士
• 理学療法士
• 作業療法士
• 言語聴覚士
• 義肢装具士
• 鍼灸師
• 歯科助手
• 胚培養士
• 心理カウンセラー
• 治験コーディネーター(CRC)