
大学事務に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロが大学事務に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが大学事務に向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、大学事務の職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
大学事務に向いている人・向いていない人は?
大学事務に向いている人の特徴
大学事務に向いている人は、正確な作業ができる人です。大学事務では、学生の履修登録、成績管理、奨学金申請、入試関連書類など、多くの重要な書類やデータを扱います。
ミスをすると学生の不利益につながるので、細かい確認を怠らず、安定して正確に処理を続けられる力が必要です。
大学事務に向いていない人の特徴
大学事務に向いていない人は、人とコミュニケーションを取るのが苦手な人です。大学事務は、学生や教員、外部関係者など多くの人と連携して業務を進める必要があります。
また、人の入れ替わりが少ないので、狭いコミュニティの中で人間関係を構築できる能力も必要です。人と広く深く関わるのが苦手なら、この仕事は向いていと言えるでしょう。
大学事務についてのよくある質問
大学事務で必要なスキルはありますか?
大学事務では、基本的なPCスキルは必須です。また、部署によっては語学力や会計スキルがあると有利になります。
大学事務と一般事務の違いは?
一般事務は企業などの共通的な事務作業をします。大学事務はそれに加え、学生対応や入試といった大学固有の専門業務を大学という環境で専門的に行う仕事です。
未経験でも転職できますか?
未経験で転職はできますが、転職難易度は高めです。大学事務は、人気の職種なので競争率が高く、未経験で応募可能な求人があっても、簡単に転職できるわけではありません。
【適性診断】あなたは大学事務にどれくらい向いている?
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実際に大学事務で働いている人が「向いている」と思う人
事務職員であっても、学生を温かく時には厳しく指導することができる人。
やまともさん【経験年数:10年以上、20年未満】
正確に作業に取り組める人。また、個人情報を扱うケースもあるので、責任感がある人。人と接するのが好きな人。
スぺ美さん【経験年数:3年以上、5年未満】
人と関わることが好きで、相手の気持ちに寄り添える人に向いています。また、事務作業からイベント運営、学生対応まで幅広い業務を柔軟にこなす必要があるため、マルチタスクが得意な人にも適しています。突発的な対応が必要になる場面も多いので、臨機応変に動ける行動力と、責任感を持って最後までやり切れる粘り強さが求められる職種です。
まなびの芽さん【経験年数:1年以上、3年未満】
実際に大学事務で働いている人が「向いていない」と思う人
自分勝手な判断で業務を進めてしまう人。仲間や上司に相談できない人。
yasuminさん【経験年数:5年以上、10年未満】
あまりに熱意がありすぎる人。学生は、冷静に的確な言葉を求めているように感じる。
いちこさん【経験年数:10年以上、20年未満】
大学事務の仕事内容
大学運営を支える幅広い事務業務
大学事務は、大学の円滑な運営を支える仕事です。
書類作成や備品管理、データ入力といった基本的な業務に加え、予算の管理、財務分析、人事や施設管理など幅広い分野を担当します。
ジョブローテーションを通じて多様な部署を経験し、実務を通して知識を広げていきます。
学生と教員を支えるサポート
学生の履修や奨学金、就職などの手続きを支援し、教員には授業準備や研究費申請などのサポートを行います。
大学行事の運営も担当し、学内の多くの人と関わる仕事です。
大学事務の職業紹介動画【厚生労働省】
出典:厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
大学事務の楽しい・やりがいを感じる体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数10年以上、20年未満
- 現在の年収350万円
- 会社の規模100~999人
大学事務で楽しい・やりがいを感じた時
卒業した後に、わざわざ会いに来てくれたりすることが何よりも嬉しかった。時間を作ってわざわざ職場まで来てくれる学生もいる。相談したいことがあるといった学生もたまにいる。
卒業しても頼ってくれたり、働き出してスーツを着て雰囲気も落ち着いた様子をみると、ホッと安心する。
また、別の職員から「◯◯さん元気ですか?」などといった言葉を聞くと嬉しくなる。関わってきた学生が、社会に出て頑張っていることを聞けると、こちらも嬉しくなる。
1日のスケジュール例
- 9:00出社
- 9:30メール、チームスチェック
- 10:00担当部署からの調達申請チェック
- 12:30昼食
- 13:30経理処理
- 15:30業者からの見積もり確認
- 16:00退勤
大学事務のきつい・つらい体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数10年以上、20年未満
- 当時の年収600万円
- 会社の規模10~99人
大学事務がきつい・つらいと感じた時
私は私立の大学で勤務していました。大学は研究・教育機関であり、本来の設置の目的はそれであるはずです。しかしながら、特に私立大学では、入学者数が収入に直結するため、入学者の確保が大学の最大の目標となってしまっていました。
今はもっとその傾向が強くなっていると思います。「良い研究・教育をすればおのずと入学者が集まる」というものではありません。
研究・教育とは全く別のことで大学が評価され入学者が集まるという現実に対して、常に疑問を持っていました。
1日のスケジュール例
- 8:30出社
- 9:00始業・朝礼
- 9:30事務作業・訪問準備
- 10:30外回り(高校・進路担当)
- 12:00昼食(移動先にて)
- 13:00外回り(高校内説明会)
- 16:30帰社
- 17:00報告・事務処理
- 18:00退勤