測量士に向いている人・向いていない人の特徴は?転職支援のプロが解説

測量士に向いている人・向いていない人の特徴

測量士に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。

この記事では、転職支援のプロが測量士に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが測量士に向いているかどうかがわかります。

他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、測量士の職に就いてみたい方は参考にしてください。


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シゴトのスベテ。編集部(運営会社:株式会社メルセンヌ

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測量士に向いている人・向いていない人は?

測量士に向いている人の特徴

測量士に向いている人の特徴は、日ごろの作業において正確性が高い人です。測量業務では、ミリ単位の正確さが求められます。

わずかな誤差が設計や工事のずれ、ひいては大きな事故につながる可能性もあるため、常に精密さを追求できる人が向いています。

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高い正確性が求められる仕事が性に合う人には、測量士のほかに、CADオペレーター品質管理も向いています。

測量士に向いていない人の特徴

測量士に向いていない人の特徴は、一人で黙々と作業したい人です。

測量士の業務は、顧客やチームと連携をとりながら仕事を進めていきます。黙々と測量を行っているイメージがありますが、コミュニケーション量は多めです。

測量士についてのよくある質問

資格は必要ですか?

測量士として働くためには、原則として測量士の国家資格が必要です。なお、受験資格はないため、誰でも受験は可能です。

出張はありますか?

会社(地域密着か広域対応)や担当プロジェクトにより、出張する場合があります。

未経験でも転職できますか?

測量士は国家資格が必要な職種のため、資格がない状態では「測量士」としての転職はできません。ただし「測量補助」や「測量士補」としてであれば、未経験・資格なしでも応募できる求人があります。現場で実務経験を積みながら、将来的に測量士の国家資格を目指すルートも一般的です。

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      実際に測量士で働いている人が「向いている」と思う人

      測量士が向いているのは、屋外での作業が苦にならず、体力と集中力がある人、正確さを大切にできる人、チームで協力して仕事を進められる人だと考えます。

      SPPMさん【経験年数:1年未満】

      外仕事が多いので、体力が多い人。
      様々な場所に行くのが好きな人。
      アウトドアが好きな人。

      N000さん【経験年数:1年以上、3年未満】

      コツコツ仕事やスキルを積み上げていきたいと思う人、最低限の高校文系数学を勉強してきた人、地理が好きな人、都市や街に興味がある人

      駆け出しスタッフさん【経験年数:1年以上、3年未満】

      実際に測量士で働いている人が「向いていない」と思う人

      屋外作業が苦手な人、細かい作業に注意が向かない人、協調性や時間管理が苦手な人だと思います。

      SPPMさん【経験年数:1年未満】

      インドアの人。
      コミュニケーションが取れない人。
      縦社会が無理な人。

      N000さん【経験年数:1年以上、3年未満】

      数学が全くできない人、派手に仕事で成功して一山稼ぎたい人、歩くのが嫌いな人、細かいミスが多すぎる人

      駆け出しスタッフさん【経験年数:1年以上、3年未満】

      測量士の仕事内容

      測量士の仕事内容

      土地の位置や形状を精密に測量

      測量士は、土木・建築工事に先立ち、土地の位置や形状を精密に測量する仕事です。トータルステーション(角度や距離などのデータを収集する機器)やGPS、ドローンなどの専門機器を使い、地形や距離、面積といったデータを収集します。

      得られたデータをもとに、工事の基準点を設定したり、地図や測量図といった書類を作成したりするのも役割のひとつです。

      基本的には屋外での測量作業が中心なので、厳しい環境下での作業も少なくありません。

      多くの関係者と密に連携

      測量士は、顧客をはじめ、隣地所有者や行政機関の担当者など、多くの関係者と連携しながら業務を進める仕事です。

      また、測量作業はチームで行うことが多く、社内スタッフや外部の協力業者との打ち合わせも頻繁に発生します。

      業務を円滑に進めるためには、測量の技術だけではなく、高いコミュニケーション能力も必要です。

      測量士の職業紹介動画【厚生労働省】

      出典:厚生労働省(job tag)
      ※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります

      測量士の楽しい・やりがいを感じる体験談

      • 現職
      • インターネット回答
      • 運営チェック済み
      駆け出しスタッフさん
      男性20代後半
      • 経験年数
        1年以上、3年未満
      • 現在の年収
        325万円
      • 会社の規模
        10人未満

      測量士で楽しい・やりがいを感じた時

      自分の会社では土木系の測量のお仕事を頂くことが多いのですが、そのなかでいろんな街をまわり歩いて観察できるのはとても面白いです。

      測量に携わらなければ絶対知らなかったであろう地名をたくさん知ることができて、自分の記憶の中にある地図の白紙の部分がどんどん埋まっていくような、変な感覚を受けます。

      測量自体は正直可もなく不可もなく、といった感じです。ただ、平地の測量が多いので真夏と真冬以外はそんなに辛くもなく、肉体労働のわりには心地よい汗を流せている気がします。

      内業のデータ作成は覚えることは多いですが、逆に覚えてしまえばかなり手際よくできるようになってくるので、楽しくできているかなと思います。

      1日のスケジュール例

      1. 8:30
        現場着、準備
      2. 9:00
        作業開始
      3. 10:30
        小休憩
      4. 12:00
        昼食(コンビニ)
      5. 13:00
        作業再開
      6. 15:00~16:00
        作業終了、片付け
      7. 17:00~18:00
        帰社、退勤

      測量士の楽しい体験談一覧

      測量士のきつい・つらい体験談

      • 退職済み
      • インターネット回答
      • 運営チェック済み
      SPPMさん
      男性20代前半(当時の年齢)
      • 経験年数
        1年未満
      • 当時の年収
        228万円
      • 会社の規模
        10~99人

      測量士がきつい・つらいと感じた時

      測量士として働いていて特につらいと感じたのは夏の猛暑や冬の極寒の中働くことでした。炎天下での作業は体力的にきつく、熱中症のリスクも高いですし、冬は手がかじかんで機器の操作がしにくいこともあります。

      また、山奥や河川敷など足場の悪い場所での作業も多く、機材を運ぶだけでも大変でした。さらに、天候に左右されることが多いためスケジュールが乱れやすく、急な出勤や残業も発生しやすいのが精神的にも負担でした。

      作業中は集中力を保たなければミスにつながるため、体力だけでなく気力も必要です。

      1日のスケジュール例

      1. 7:30
        出社・準備開始
      2. 8:00
        朝礼・当日の作業内容の確認
      3. 8:30
        現場へ移動
      4. 9:30
        現地到着・測量開始(地形測量など)
      5. 12:00
        昼食(現場近くで休憩)
      6. 13:00
        午後の測量作業再開(トータルステーションやGNSS使用)
      7. 15:30
        測量終了・片付け・現場写真撮影など
      8. 16:00
        帰社(または事務所へ移動)
      9. 17:00
        データ整理・報告書作成
      10. 18:00
        翌日の準備・機材チェック
      11. 18:30
        退勤

      測量士のきつい体験談一覧

      他の建設・技術職の向いている・向いていない人の特徴