
タクシー運転手に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロがタクシー運転手に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたがタクシー運転手に向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、タクシー運転手の職に就いてみたい方は参考にしてください。
「シゴトのスベテ。」では、株式会社メルセンヌのキャリア支援ノウハウと1,000件を超えるユーザー体験に基づき、180種類以上の職業のリアルな情報をお届けしています。
- シゴトのスベテ。コンテンツポリシー
- メルセンヌのキャリア支援「アルテマキャリア」
目次
タクシー運転手に向いている人・向いていない人は?
タクシー運転手に向いている人の特徴
タクシー運転手に向いている人は、車の運転が好きな人です。一日中ハンドルを握り続ける仕事のため、運転そのものを楽しめることが重要です。
市街地の狭い道や混雑した道路、時には悪天候の中でも安全運転を続けなければならず、様々な状況下での運転に対応できる技術と冷静さが必要となります。長時間の運転でも集中力を維持でき、車の操作にストレスを感じない人がタクシー運転手として長く活躍できるでしょう。
タクシー運転手に向いていない人の特徴
タクシー運転手に向いていない人は、規則正しい生活リズムを重視する人です。タクシー業界では昼勤、夜勤、隔日勤務など様々な勤務形態があり、生活リズムが不規則になりがちです。
特に深夜や早朝の勤務、長時間勤務が多く、一般的な9時5時の働き方とは大きく異なります。体調管理が難しく、家族との時間も取りにくいため、規則正しい生活や定時での帰宅を重視する人には向いていない職業と言えるでしょう。
タクシー運転手についてのよくある質問
タクシー運転手の給与体系はどうなっていますか?
多くは歩合制を採用しており、売上の一定割合(平均50〜60%)が給与になります。基本給に歩合を加えるA型賃金、完全歩合制のB型賃金があり、会社によって異なります。勤務形態や勤務地域、個人の営業努力で収入に差が出るのが特徴です。初心者向けに最低保証給を設けている会社も多くあります。
タクシー運転手の勤務形態はどのようなものがありますか?
主に「昼日勤」(朝〜夕方の8時間)、「夜日勤」(夕方〜深夜の8時間)、「隔日勤務」(1日働いて1日休む15〜18時間勤務)の3種類があります。最近では短時間勤務や週2〜3日など、より柔軟な働き方を導入する会社も増えています。
未経験でも転職できますか?
可能です。タクシー業界は慢性的な人手不足で、多くの会社が未経験者を積極的に採用しています。普通免許さえあれば、会社負担で二種免許取得をサポートする制度や、初心者向けの研修制度が充実しています。
【適性診断】あなたはタクシー運転手にどれくらい向いている?
20問の簡単な質問に答えるだけで、あなたがタクシー運転手に「100%中、何%」向いているか診断できます。結果はすぐに確認できるので、気軽に試してみてください。
あなたの適職診断結果
個人情報の入力は不要です。診断結果はその場で確認できます。
実際にタクシー運転手で働いている人が「向いている」と思う人
人間観察ができて、この人は危険であるかもしれないというのを察知できる人は向いています。
そのうえで、緊急時に社内マニュアルで記載されている行動をすぐにとることができて、自分を守れる人は向いています。
haoさん【経験年数:5年以上、10年未満】
とにかく運転が好きな人、そして売り上げなどの自己管理がしっかりできる人でなければ続かないと思います。
あんこさん【経験年数:1年未満】
実際にタクシー運転手で働いている人が「向いていない」と思う人
人間観察ができておらず、この人は危険かもしれないという危機意識を一切持っていない人は向かないです。
また、緊急時に自分勝手に行動して自分や乗客の安全を守らないなど、問題を悪化させてしまうような人は絶対に向いていないです。
haoさん【経験年数:5年以上、10年未満】
余暇を楽しむ時間をしっかり取ろうと思っている人は不向きです。
あんこさん【経験年数:1年未満】
タクシー運転手の仕事内容
お客様を安全に目的地へ送迎
タクシー運転手は、お客様を乗せて目的地まで安全・快適に送迎する仕事です。乗車前には車両の点検を行い、安全面やエンジン、タイヤなどに問題がないか確認します。
空車時には繁華街や駅周辺などでお客様を探し、乗車後は最適なルートで目的地へ向かいます。料金メーターに表示された金額を受け取り、領収書の発行やお釣りの計算などの会計処理も行います。
車両の管理と売上の報告業務
タクシー運転手は、担当する車両の清掃や整備管理も重要な業務の一つです。車内外の清掃やゴミの処理、消毒など、お客様に快適な空間を提供するための作業を日々行います。
乗務終了後は、その日の売上金を集計し、会社に報告・入金する納金作業を行います。乗務記録の記入や忘れ物の管理、燃料補給なども運転手の責任で実施します。
タクシー運転手の職業紹介動画【厚生労働省】
出典:厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
タクシー運転手の楽しい・やりがいを感じる体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数1年未満
- 当時の年収300万円
- 会社の規模100~999人
タクシー運転手で楽しい・やりがいを感じた時
自分のペースで仕事ができる点は、ほかの仕事にはない良さだったと思います。今日は気分が乗らないと思えば、それなりに流して仕事はできますし、やる気に満ちていれば、バリバリ配車を受けて売り上げをあげることができます。
特に、出勤して直ぐに長距離のお客さんを乗せたときは、その日はやる気に満ち溢れます。都度、日報に記載していくのですが、今日の売り上げはいくらになるかなと、時間を忘れて走り回り、仕事が楽しくなって終わりの時間を忘れそうになることがありました。
1日のスケジュール例
- 7:30出社
- 8:00車両点検、点呼
- 8:30乗務開始
- 12:00昼食
- 13:00乗務
- 19:30帰社、洗車、報告精算
- 20:00退勤
タクシー運転手のきつい・つらい体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数5年以上、10年未満
- 当時の年収380万円
- 会社の規模100~999人
タクシー運転手がきつい・つらいと感じた時
きついと感じるのは、お客さんを選べないという点です。私の場合、個人タクシーではなく株式会社のタクシー会社だったため、乗せるお客さんを自分で選ぶことができませんでした。
もちろん、お客さんから「この人がいい」と指名をもらうこともありますが、たいていは選べません。迷惑なお客さんにあたると本当にきつくて、酔っ払っている人に殴られることもありました。そのたびに警察に通報して車両から離れるようにしていました。殴られるだけでなく、理不尽な苦情を言われることもあります。
特に深夜の時間帯がいちばんつらくて、この時間は正直、お客さんを乗せたくないです。酔っぱらいが多く、嫌な思いをすることが多いので、早く基地に帰りたいと思いながら運転していました。
1日のスケジュール例
- 6:30出社
- 7:00始業・朝礼
- 7:30乗車準備
- 8:00指定乗り場で待機・営業
- 12:00昼食(車内)
- 13:00営業(指定乗り場での待機、無線対応など)
- 18:30夕食(社員食堂)
- 23:00最終の追い上げ(1日の売上調整)
- 24:00帰庫・退勤