【校正】経験者が語る仕事の「きつい」「楽しい」経験談まとめ

校正のきつい・つらい・しんどい体験談まとめ

「校正の仕事って、実際きついの?つらい?」「楽しいこと、やりがいはあるの?」と気になっていませんか?

本記事では、校正の現場を経験した人たちの「きつい・つらい・しんどい」と感じたリアルな体験談を中心に、「楽しい・やりがい」を感じた瞬間などもあわせて紹介します。

さらに、実際に働いている人の1日のスケジュールも掲載。「自分にこの仕事が向いているのか?」「長く続けられるか?」を考えるヒントにしてみてください。

体験談について
本記事の体験談は、ユーザー投稿とインターネット調査に基づき、編集部が精査のうえ掲載しています。

校正のきつい・楽しい体験談

AI要約

校正のきつさは、制作物の最後の砦として、一つのミスも許されない絶大なプレッシャーを常に背負う点にあるようです。実際に働いている人からは、自身の見落としがすべての責任となるため、常に神経を張り詰めていなければならないとの声も。最終工程であるがゆえの深夜作業や、求められる専門知識の広さも大きな負担となる模様です。

一方で、他の誰もが見つけられなかった誤りを発見し、品質を守り抜いたと実感できる瞬間に最も喜びを感じるようです。重要な誤りを防いだ時の達成感や、完璧な形で世に出た制作物を見た時に、この仕事ならではのやりがいを感じるという意見が見られます。

  • 退職済み
  • インターネット回答
  • 運営チェック済み
KK24さん
男性20代前半
  • 経験年数
    1年以上、3年未満
  • 年収
    240万円
  • 会社の規模
    10~99人

校正がきつい・つらいと感じた時

校正のつらいところはまず制作物を待たなければいけないのでその待ち時間が長いことです。昼から入って夜に作業開始のようなこともよくありました。

そして、いざ仕事が始まるとまとまってくるので仕事の量もとても多かったです。

それに、校正は最終盤の作業なので全部の時間の皺寄せが集まってきて急がなければいけない仕事が多いです。

それから赤字を見逃してしまうと、どんなに制作側が悪くても校正の責任になってしまうのでミスが許されずそのプレッシャーがつらかったです。

校正で楽しい・やりがいを感じた時

誰も見つけられなかった赤字を見つけた時、やった!と思い、とても嬉しく感じました。自分がしっかりと確認して、他の人が見逃した部分に気づけたという達成感がありました。

また、原稿自体に間違いがあることに気づいた時も、非常に楽しかったです。原稿には書かれていない部分で赤字を見つけた時も嬉しかったです。

重大な赤字を見つけて、それを食い止めることができた瞬間、自分の仕事が役立ったというやりがいを強く感じました。

1日のスケジュール例

  1. 21:00
    出社
  2. 21:30
    原稿準備などしながら待機
  3. 2:00
    作業開始
  4. 5:00
    終わり次第、片付けなどをして退社(※10時ごろまで残業あり)
  • 現職
  • インターネット回答
  • 運営チェック済み
山本珈琲さん
男性20代後半
  • 経験年数
    5年以上、10年未満
  • 年収
    530万円
  • 会社の規模
    100~999人

校正がきつい・つらいと感じた時

デザイン校正を主に担当しております。クライアントと弊社デザイナーが調整したデザインの橋渡しをするようなポジションになりますが、デザイナーがいくら注意深く確認していても校正ミスは頻発します。

AIを用いたり、イラストレーターを上手く活用すれば、誤字脱字などは起こりにくくなっておりますが、人間によるダブルチェックが必須な場面も多いです。

しかし、デザイナーが見逃す部分はイコールとして他の方が見ても見逃します。その状態で納品するとクレームにつながるのでかなりプレッシャーを抱えます。

校正で楽しい・やりがいを感じた時

デザイン校正をしていて楽しい・やりがいを感じたのは、お客様の漠然としたイメージを具現化し、形にできたときです。

たとえば、あるお客様が「爽やかで信頼感のある名刺にしたい」とだけおっしゃっていた際に、配色やフォント、レイアウトを細かく調整しながら複数案をご提案しました。

その結果、「まさにこれ!」と言っていただけた瞬間には達成感があり、校正を通じてお客様の想いを形にする楽しさを改めて感じました。

また、誤字脱字の確認だけでなく、読みやすさや視認性など全体のバランスにも気を配ることで、デザイン全体のクオリティを高められたことにもやりがいを感じました。

1日のスケジュール例

  1. 8:30
    出社
  2. 9:00
    始業・朝礼
  3. 9:30
    デザイン校正・メールチェック
  4. 10:30
    お客様との電話打ち合わせ・修正対応
  5. 12:00
    昼食(社内にて)
  6. 13:00
    新規案件のデザイン確認・校正作業
  7. 15:00
    チーム内での進行状況共有ミーティング
  8. 16:00
    お客様からの最終確認対応・データ納品準備
  9. 17:30
    当日作業の整理・翌日準備
  10. 18:30
    退勤
  • 退職済み
  • インターネット回答
  • 運営チェック済み
ちいくまさん
男性30代後半
  • 経験年数
    5年以上、10年未満
  • 年収
    360万円
  • 会社の規模
    100~999人

校正がきつい・つらいと感じた時

大企業の仕事が多かったので当たり前なのですが必要以上に神経を使って仕事をしていました。日刊、週刊、月刊ものも多かったのでとにかく忙しかったことを覚えています。また金融機関の帳票系もあったのでその仕事が重なるときは残業は当たり前でした。

校正という仕事柄合っていて当然なので万が一のミスも許されません。いつも神経が張り詰めた状態で本当にきつかったです。ちょっとしたミスをしたときの言われ方もとにかくきつかったです。

校正で楽しい・やりがいを感じた時

出来上がった製品を見せてもらったときです。自分がきちんとミスなく仕事できた結果なのでとにかくほっとします。ミスを見つけるのが仕事なのでそれをきちんと処理できたときは本当にうれしいですね。

納期が結構厳しい仕事が多かったので納期に間に合うように頑張って残業して仕上げたときはやりがいも感じました。校正の仕事は見た目も地味でものすごい集中力が必要です。決して楽しいことばかりではありませんが、やりがいはあると思います。

1日のスケジュール例

  1. 8:30
    出社
  2. 9:00
    始業・朝礼
  3. 9:30
    作業
  4. 12:00
    昼食
  5. 13:00
    作業
  6. 17:30
    退勤(残業あり)
  • 退職済み
  • インターネット回答
  • 運営チェック済み
ひろさん
男性20代後半
  • 経験年数
    5年以上、10年未満
  • 年収
    300万円
  • 会社の規模
    10~99人

校正がきつい・つらいと感じた時

ムラのない精度が求められるため、体調の悪い時はなかなか集中できませんでした。また文章構成に関する知識、記号の使い方、一般常識などは組版オペレーターや営業など出版関係の職業の中でも最も必須な部署で、校正で見落とすなどミスをすると出版物自体が台無しになり、最悪刷り直しになるので、そういった緊張感も慣れるまではきつかったです。

そういった精神的な負担に比べると当時は収入も良いとはいえなかったので、経済的な意味でもわりときつかったです。

校正で楽しい・やりがいを感じた時

自分が関わり校正して完成したデータが工場で印刷され、出版物として本屋などで目にすることができる点はうれしく、達成感を感じました。

また経験値がものを言う仕事なので、3年ほど経つと月刊などで定期的に仕事を依頼してくる常連のクライアントからの信頼度が高まり、再校などでチェックを受けることも減り円滑に作業を進めていけるようになりました。

ここまでくると出版物に関わること自体がやりがいになってきて楽しかったです。

1日のスケジュール例

  1. 8:00
    出社
  2. 8:30
    始業・朝礼
  3. 8:40
    校正業務
  4. 12:00
    昼休み
  5. 13:00
    校正業務
  6. 17:00
    業務報告後退勤
編集部が答える!

校正に向いている人・向いていない人は?

校正に向いている人の特徴

校正の仕事に向いている人の特徴は、一つの作業に没頭できる人です。校正では、原稿とゲラを照らし合わせながら、誤字脱字や表記のゆれを見つけていきます。細かい文字を長時間見続ける集中力や、注意深く作業を続けられる根気が必要です。

周囲の音や状況に左右されず、コツコツと正確に取り組める人は、校正の仕事に向いています。

校正に向いていない人の特徴

校正の仕事に向いていない人の特徴は、確認や見直しが苦手な人です。校正では、誤りを見逃さないために何度も確認や見直しを行うことが求められます。

確認作業が苦手な人や、見直しを適当にやってしまう人は、ミスを見逃す可能性が高いです。

校正の仕事には、繰り返しのチェックが必要不可欠なので、見直しをおろそかにしがちな人には向いていません。

校正についてのよくある質問

校正と校閲の違いは?

校正は文字の誤りや表記の不統一を洗い出す仕事です。校閲は内容に事実誤認や矛盾がないかを確認するファクトチェックを行います。

校正の仕事はAIでなくなる?

校正の一部の仕事は、AIによって無くなる可能性はあります。単純な誤字脱字や表記のゆれを見つける作業は、AIでも十分対応できるからです。ただし、文脈を読み取った上での適切な修正や、文章の自然さを判断するような作業は、まだ人の力が必要です。

未経験でも転職できますか?

未経験でも転職は可能ですが、難しいでしょう。多くの場合実務経験が求められるからです。もし、未経験から挑戦したいなら、アルバイトから始めるのがおすすめです。

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実際に校正で働いている人が「向いている」と思う人

校正に向いている人

証拠を集めて突き合わせるという作業なので意外と理系にあっていると思います。几帳面で細やかな人が向いているとも思います。

KK24さん【経験年数:1年以上、3年未満】

集中力と継続力のある人が向いていると思います。

ちいくまさん【経験年数:5年以上、10年未満】

校正に向いていない人

集中力がない人
根気がない人
わからないことをスルーする人

ゆきりんさん【経験年数:3年以上、5年未満】

ある程度の分量の文章に馴染みがない人。なんでも長続きしない人。

ひろさん【経験年数:5年以上、10年未満】

【適性診断】あなたは校正にどれくらい向いている?

20問の簡単な質問に答えるだけで、あなたが校正に「100%中、何%」向いているか診断できます。結果はすぐに確認できるので、気軽に試してみてください。

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      校正の仕事内容

      校正の仕事内容

      原稿の誤字や体裁を細かくチェック

      校正の主な仕事は、原稿にある誤字脱字や表記の揺れを丁寧に見つけて修正することです。

      打ち間違いや送り仮名のミス、数字や漢字の使い方の不統一などをチェックします。

      印刷用の原稿では、文字の抜けや順序の誤りがないかも確認します。最近では、WordやPDFなどデジタルツールを使った作業も増えています。

      文章の不自然さをなくして読みやすくする

      校正では、文法のミスや表現のわかりにくさも見直します。

      文脈のズレや矛盾点を見つけたら、著者や編集者に確認し、より伝わりやすい文章に整えます。

      必要に応じて用語を調べたり、修正案を考えたりするのも校正者の仕事です。

      内容の精度や読みやすさを高める役割を担います。

      校正の職業紹介動画【厚生労働省】

      出典:厚生労働省(job tag)
      ※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります

      校正の平均年収

      平均年収
      680.5万円
      ※月給12ヶ月分と賞与、残業代等の合計額です
      経験年数ごとの月給推移
      0年
      30.22万円
      1〜4年
      32.69万円
      5〜9年
      34.71万円
      10〜14年
      40.42万円
      15年以上
      52.67万円

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