作業療法士に向いている人・向いていない人の特徴は?転職支援のプロが解説

作業療法士に向いている人・向いていない人の特徴

作業療法士に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。

この記事では、転職支援のプロが作業療法士に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが作業療法士に向いているかどうかがわかります。

他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、作業療法士の職に就いてみたい方は参考にしてください。


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シゴトのスベテ。編集部(運営会社:株式会社メルセンヌ

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作業療法士に向いている人・向いていない人は?

作業療法士に向いている人の特徴

作業療法士に向いている人は、相手の立場に立って物事を考え、深く寄り添える人です。患者さんは様々な困難や不安を抱えています。

その方の言葉に耳を傾け、気持ちを理解しようと努め、何気ない日常動作一つひとつに込められた思いや価値観を尊重できる共感力が、信頼関係を築き、効果的なリハビリテーションを進める上で不可欠です。

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相手の価値観を尊重し、その人の立場に深く寄り添える人には、作業療法士だけでなくキャリアアドバイザー人事介護職も向いています。

作業療法士に向いていない人の特徴

作業療法士に向いていない人は、人と深く関わることや、相手の感情に共感するのが苦手な人です。作業療法は、患者さんとの密なコミュニケーションと信頼関係が基本です。

相手の気持ちを汲み取ったり、心を開いて話を聞いたりすることが苦痛に感じる場合、患者さんのニーズに応じた細やかな支援を行うことは難しいかもしれません。

作業療法士についてのよくある質問

作業療法士になるにはどうすればよいですか?

文部科学大臣または厚生労働大臣指定の養成校(大学・短大・専門学校)で3年以上学び、作業療法士国家試験に合格する必要があります。

作業療法士と理学療法士の違いは何ですか?

作業療法士は食事や趣味など「作業活動」を通じて心と体のリハビリを、理学療法士は立つ・歩くなどの「基本的動作能力」の回復を専門とします。

未経験でも転職できますか?

未経験では転職できません。作業療法士として働くには国家資格が必須です。資格取得のためには指定養成校での学習が必要なため、全くの未経験からすぐに就職することはできません。

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20問の簡単な質問に答えるだけで、あなたが作業療法士に「100%中、何%」向いているか診断できます。結果はすぐに確認できるので、気軽に試してみてください。

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      実際に作業療法士で働いている人が「向いている」と思う人

      他人の気持ちを理解する事ができ、自分より他人のために行動できる人

      霜月さん【経験年数:5年以上、10年未満】

      病気や障害のある人の生活に寄り添って、そのお手伝いができる人。

      あーるさん【経験年数:10年以上、20年未満】

      様々な患者さんをみたい方、臨床研究を積極的にしたい方

      モンベルさん【経験年数:5年以上、10年未満】

      実際に作業療法士で働いている人が「向いていない」と思う人

      自分のことばかり考え、相手の気持ちが理解できない人。

      霜月さん【経験年数:5年以上、10年未満】

      患者様目線ではなく、自分の能力を磨いたりひけらかしたいだけの人間は向いていない。残念ながら中にはそのような自分勝手なセラピストがおり、患者様がかわいそうに感じました。

      あーるさん【経験年数:10年以上、20年未満】

      研究したくない方、特定の分野のみで働きたい方。

      モンベルさん【経験年数:5年以上、10年未満】

      作業療法士の仕事内容

      作業療法士の仕事内容

      「作業」を通じた心身機能の回復と日常生活支援

      作業療法士は、病気やケガ、あるいは生まれながらの障害により、日常生活に困難を抱える人々に対し、「作業活動」を用いて心身機能の回復や維持、向上を支援する専門職です。

      ここでの「作業」とは、食事や着替えといった日常生活動作から、家事、仕事、趣味、対人交流まで、人が行うあらゆる活動を指します。

      患者さん一人ひとりの状態や目標に合わせて、手工芸、園芸、遊び、運動などの具体的な作業活動を計画し、訓練や指導を行います。

      生活環境の調整と社会参加の促進

      作業療法士の役割は、個人の機能訓練にとどまりません。

      患者さんがより主体的に、その人らしい生活を送れるよう、家庭や職場、学校といった環境への適応を支援します。

      具体的には、福祉用具(自助具や装具など)の選定や使い方指導、住宅改修のアドバイス、職場復帰や復学に向けた相談・援助などを行います。

      また、精神的なサポートや、家族への指導・助言を通じて、患者さんの社会参加を多角的に促進することも重要な業務です。

      作業療法士の職業紹介動画【厚生労働省】

      出典:厚生労働省(job tag)
      ※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります

      作業療法士の楽しい・やりがいを感じる体験談

      • 現職
      • インターネット回答
      • 運営チェック済み
      霜月さん
      男性20代後半

      • 経験年数
        5年以上、10年未満
      • 現在の年収
        450万円
      • 会社の規模
        100~999人

      作業療法士で楽しい・やりがいを感じた時

      自分で評価して考えたリハビリで、患者さんが良くなるととても嬉しい。トイレが自分で行けなかった方にリハビリをして、1人で行けるようになった時はとても嬉しかったです。
      また退院する時に感謝される事がとてもやりがいを感じます。

      その他にも色々な職種や経験をしてきた方とお話しできるため、自分の全く知らない世界の話を聞く事ができ、とても勉強になる。

      また看護師や医師など他の職種の方とも仲良くなる事ができ、知り合いが増えるのもいいところ。

      1日のスケジュール例

      1. 8:00
        出社
      2. 8:30
        朝礼、ミーティング
      3. 9:00
        リハビリ
      4. 12:00
        昼食
      5. 13:00
        リハビリ
      6. 17:00
        書類
      7. 17:30
        退勤

      作業療法士の楽しい体験談一覧

      作業療法士のきつい・つらい体験談

      • 退職済み
      • インターネット回答
      • 運営チェック済み
      あーるさん
      女性30代後半(当時の年齢)

      • 経験年数
        10年以上、20年未満
      • 当時の年収
        300万円
      • 会社の規模
        100~999人

      作業療法士がきつい・つらいと感じた時

      途中から病院の経営陣が変わり、一般企業で行うような能力評価制度を取り入れてボーナス査定を行うようになりました。リハビリの職業柄、数値で表れるのは1日の単位数くらいで患者様とどのようなコミュニケーションをとり、その方にあったリハビリを行い、成果が出ているのかなど企業の評価では表せません。

      それなのに訳の分からない評価尺度で評価され(職員も初めての評価制度で内容が医療に沿っていないものでかなり戸惑いました)何も現場を見ていない管理が現場と一致していない評価尺度でボーナスを決めたことが一番きつかったです。

      私はかなりボーナスを下げられました。むしろ新人の方が内容を理解していない分、高く自己評価をして多くもらっていた事実を後で知り、この管理にはついていけないと感じました。

      1日のスケジュール例

      1. 8:00
        出社・情報収集
      2. 9:00
        午前のリハビリ・カルテ入力
      3. 12:00
        昼食
      4. 13:00
        午後のリハビリ・カンファレンス・カルテ入力など
      5. 17:00
        退勤

      作業療法士のきつい体験談一覧

      他の医療・福祉職の向いている・向いていない人の特徴