
組み込みエンジニアに興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロが組み込みエンジニアに向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが組み込みエンジニアに向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、組み込みエンジニアの職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
組み込みエンジニアに向いている人・向いていない人は?
組み込みエンジニアに向いている人の特徴
組み込みエンジニアに向いている人の特徴は、学習意欲が高い人です。
AIをはじめ、IoT、セキュリティなど、技術トレンドが急速に変化しているため、継続的に新しい知識を吸収しないといけません。
勉強が苦手な人や業務時間外で学習したくない方は、向いていないと言えるでしょう。
最新技術の学習を楽しみ、新しい知識の吸収に喜びを感じる人には、組み込みエンジニアのほかに、フロントエンドエンジニア、データサイエンティスト、Webマーケティングも向いています。
組み込みエンジニアに向いていない人の特徴
組み込みエンジニアに向いていない人の特徴は、単独作業を好む人です。
プロジェクトはチームでの連携は必須で、様々な関係者とコミュニケーションをとりながら進めていきます。
たとえば、他人と議論したりミーティングを避けたい方は向いていないと言えるでしょう。
組み込みエンジニアについてのよくある質問
テレワークは可能?
部分的に可能ですが、フルリモートは可能ではありません。組み込みエンジニアはハードウェアを扱うため、出社したり、顧客先にいくことがあります。
どの言語を学べばいい?
C言語、C++がおすすめです。多くの組み込みエンジニアの求人おいて、C言語が要件に挙がっています。
未経験でも転職できますか?
未経験でも可能ですが、ハードルは高いです。完全未経験の求人は一部あるものの、プログラミングスクールや独学でスキルを身につけ、ポートフォリオを作るなどをして、望むとよいでしょう。
【適性診断】あなたは組み込みエンジニアにどれくらい向いている?
20問の簡単な質問に答えるだけで、あなたが組み込みエンジニアに「100%中、何%」向いているか診断できます。結果はすぐに確認できるので、気軽に試してみてください。
あなたの適職診断結果
個人情報の入力は不要です。診断結果はその場で確認できます。
実際に組み込みエンジニアで働いている人が「向いている」と思う人
・エンジニアとしての基本的な技術がある人(どんな技術かはプロジェクト次第)
・製品開発が好きな人
カイジさん【経験年数:5年以上、10年未満】
いろいろなことが考えられて、コツコツと作業ができる人が向いていると思います。
fifa116さん【経験年数:5年以上、10年未満】
ボランティア精神がある人。
サービス残業を喜んでできる人。
沖田オキタさん【経験年数:20年以上】
実際に組み込みエンジニアで働いている人が「向いていない」と思う人
一つ一つ細かい作業が影響するので、大雑把な人には難しいかもしれません。
fifa116さん【経験年数:5年以上、10年未満】
自分の時間を大切にしたいと思う人。残業が当たり前のため、家には寝るためだけに帰る生活になる。
鴇羽タクミさん【経験年数:3年以上、5年未満】
組み込みエンジニアの仕事内容
ハードウェアに組み込まれるソフトウェアを開発
組み込みエンジニアは、家電や自動車、医療機器などに組み込まれるソフトウェアを開発します。
製品の目的や必要な機能を定義し、設計に基づいて、プログラミングによる実装、デバッグ・テストを実施。
自分で書いたコードで意図通りに動く瞬間は、組み込みエンジニアとってやりがいに繋がる瞬間です。
チームで協力してプロジェクトを遂行
組み込みエンジニアは、数名単位の小規模チームでプロジェクトを進めることが多いです。
タスクを分担し、チームメンバーと連携をとりながら作業していきます。
PMやQAエンジニア、他のソフトウェアエンジニアなど色々な役割の人と協力していくので、コミュニケーション能力も求められます。
組み込みエンジニアの職業紹介動画【厚生労働省】
出典:厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
組み込みエンジニアの楽しい・やりがいを感じる体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数5年以上、10年未満
- 現在の年収360万円
- 会社の規模1,000人以上
組み込みエンジニアで楽しい・やりがいを感じた時
最終レビューで承認をもらえ、無事リリースできたときには達成感がありました。そして最終的に、自分が携わった製品が世の中にリリースされ、それを実際に目にするのは何度も見てもうれしい気分になります。
プロジェクトマネジメントへの不満は常に変わらず抱き続けていましたし、通勤時間の長さもストレスでしかありませんでしたが、やりがいや達成感は感じられる職業(プロジェクト)ではあり、エンジニアとしてのスキルも高められると感じています。
1日のスケジュール例
- 8:30出社
- 9:00午前中作業
- 12:00昼休憩
- 13:00午後作業
- 17:30残業
- 24:30帰宅
組み込みエンジニアのきつい・つらい体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数5年以上、10年未満
- 当時の年収350万円
- 会社の規模10~99人
組み込みエンジニアがきつい・つらいと感じた時
組み込み系のエンジニアを経験したのですが、ほぼ毎回ハードウェア設計者がスケジュール通りにハードウェアを完成させてくれないので、納期の関係からもソフトウェアデバッグの時間がどんどん短くなっていくことがとても辛かったです。
ひどい時には徹夜が何日か続いたり、急に昼夜交代してソフトウェア技術者のメンバーが実機のデバッグに対応することがありました。
デバッグの途中でもうまくソフトウェアが動かないので、ハードウェア設計者に確認をしてもらったところ、ハードウェアの不具合を発見して修正をしてもらったりすることがありました。
結果、納期までの時間に追われることがとてもきつかったです。
1日のスケジュール例
- 8:30出社、朝礼
- 8:40作業開始(基本設計、詳細設計、コーディング、オフラインデバッグなど)
- 12:00昼食
- 13:00引き続き作業
- 18:30退勤