
経営企画に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロが経営企画に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが経営企画に向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、経営企画の職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
経営企画に向いている人・向いていない人は?
経営企画に向いている人の特徴
経営企画に向いている人は、変化を恐れず、主体的に周囲を巻き込める人です。新規事業の立ち上げや既存事業の変革には、前例のない挑戦や関係部署との調整が不可欠です。
困難な状況でも粘り強く解決策を模索し、多様な意見を持つメンバーをまとめ、目標達成に向けてプロジェクトを推進するリーダーシップが重要となります。
経営企画に向いていない人の特徴
経営企画に向いていない人は、社内外との調整や交渉が苦手な人です。
経営戦略の実行には、経営層への説明責任に加え、関連部署や時には社外の関係者との利害調整や協力体制の構築が不可欠です。
多くの人を巻き込み、合意形成を図るプロセスが苦痛だと感じる場合は厳しいでしょう。
経営企画についてのよくある質問
経営企画は経営陣側のポジションですか?
経営陣(役員)とは限りませんが、経営戦略の策定などで経営層を最も近くで支える重要なポジションです。経営陣側の視点で業務を行います。
経営企画に必要なスキルや経験は何ですか?
論理的思考力、分析力、情報収集力、資料作成スキル、コミュニケーション能力などが求められます。事業会社での企画業務やコンサルティング経験があると有利です。
未経験でも転職できますか?
外部からの未経験転職は困難です。まずは社内の関連部署(事業企画・マーケ等)で実績を積み、経営知識と社内人脈を築いて異動を目指すのが近道です。
【適性診断】あなたは経営企画にどれくらい向いている?
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実際に経営企画で働いている人が「向いている」と思う人
会社が今どんな状況かを関係部署と積極的に話していけるコミュニケーション能力の高い人
マイクさん【経験年数:1年以上、3年未満】
根気よく調べられる人であり、他社社長との懇談会も多いため自社社長を立てつつ周りに配慮が出来る人
yanさん【経験年数:1年以上、3年未満】
体力があり地頭がよく、高収入のためなら多少の無理も厭わない人が向いていると思います。また、意思決定にやりがいを見出せる人ならなお向いていると思います。体力は単純にハードワークなため必須で、地頭は社内のトップ層と会話をするので、理解が追いつかないと仕事になりません。また、自己学習は必須で、業務で必要となる知識については自ら学ぶ必要があります。
KMさん【経験年数:10年以上、20年未満】
実際に経営企画で働いている人が「向いていない」と思う人
数字に弱い人、視野が狭い人、思考のレイヤーが低い人
きじまさんさん【経験年数:3年以上、5年未満】
自分が自分がと前に出ようとする人や社長から色々任されていることを勘違いして、自分に決定権があり偉い人になったと思ってしまう人
yanさん【経験年数:1年以上、3年未満】
ライフワークバランスのライフ側を優先したい人には向かないと思います。また、向く/向かない以前の問題として、体力がなく、地頭に自信がない人には無理と思います。
KMさん【経験年数:10年以上、20年未満】
経営企画の仕事内容
中長期経営戦略の策定と推進サポート
経営企画の主な仕事は、会社の将来像を見据えた中長期的な経営戦略や事業計画を策定することです。
市場動向、競合分析、自社の強み・弱みを踏まえ、数年後の目指す姿とそこに至る道筋を具体的に描きます。
策定後は、各部門と連携し、計画の進捗管理や軌道修正を行いながら、戦略実行をサポートします。
新規事業開発と既存事業の課題解決
新たな収益源を創出するための新規事業の企画・立案も経営企画の重要な業務です。
市場調査やフィジビリティスタディ(実行可能性調査)を行い、事業計画を作成し、経営層に提案します。
また、既存事業が抱える課題を分析し、業績改善や効率化のための具体的な解決策を策定し、実行を支援することも求められます。
経営企画の職業紹介動画【厚生労働省】
出典:厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
経営企画の楽しい・やりがいを感じる体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数1年以上、3年未満
- 当時の年収720万円
- 会社の規模1,000人以上
経営企画で楽しい・やりがいを感じた時
中期経営計画を作成する時など、数年先を見据えて、会社の方向性を定めるために戦略を立てることは非常に重要な作業でやりがいがあった。
チームで意見を出し合い、各部門と連携して現状分析や市場動向を踏まえた上で、実現可能で効果的な戦略を練り上げる過程に特に充実感を感じた。
計画が進捗していく中で、思い通りにいかない時もあるが都度軌道修正して、最終的にその戦略が実際に会社の成長に繋がっていくのを実感できる瞬間は最もやりがいを感じた。
1日のスケジュール例
- 8:00出社
- 8:30始業・メールチェック
- 9:00事業部長とのミーティング(戦略進捗確認、課題整理)
- 10:00経理担当と会議(予算進捗、財務データ確認)
- 11:00IR担当と打ち合わせ(投資家向け報告資料作成)
- 12:00昼食
- 13:00事業部門とのミーティング(中期計画調整)
- 14:00数字分析(売上データ、KPIチェック)
- 15:00プレゼン資料作成(社長向け報告用)
- 16:30ミーティング内容のまとめ・進捗報告作成
- 17:00経営陣への報告・議事録作成
- 18:00チームとの情報共有
- 19:00最終確認・今後のアクションプラン整理
- 20:00退勤
経営企画のきつい・つらい体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数3年以上、5年未満
- 当時の年収600万円
- 会社の規模100~999人
経営企画がきつい・つらいと感じた時
社内の数字を集めたり、将来予測を使ったりするために複数のソースから必要数字を拾ってこなければならないことが本当に大変だった。システムが複数あり、データ形式が異なるので手作業が多く発生していた。
また集めた数字をまとめたり分析したりするのもExcel上で、テンプレートや定型があるわけではなかったので、基本のそう構図を作ることに大変苦労した。
さらに事業部門が日々数字を変えてくるので予実管理も大変。経営に必要な指標を策定しているのに感謝されることが少ないのも淋しかった。
1日のスケジュール例
- 8:15出社または業務開始、週1朝礼
- 8:15メール、依頼事項の確認とタスク整理
- 10:00打ち合わせや資料作成など
- 12:00昼休憩
- 13:00社内外打ち合わせ、メール処理など
- 17:30退勤