
メーカー営業に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロがメーカー営業に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたがメーカー営業に向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、メーカー営業の職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
メーカー営業に向いている人・向いていない人は?
メーカー営業に向いている人の特徴
メーカー営業に向いているのは、コツコツと関係構築を続けられる人です。メーカー営業はルート営業が中心で、長期的に顧客と信頼関係を築くことが求められます。
売り込みよりもヒアリングや課題解決に重点が置かれるため、相手の話を丁寧に聞ける傾聴力や、粘り強いコミュニケーション能力が必要です。
派手さよりも着実な行動を積み重ねられる人が、結果として大きな案件を任され、活躍できるでしょう。
メーカー営業に向いていない人の特徴
メーカー営業に向いていないのは、社内調整や報連相が苦手な人です。顧客からの要望に応えるためには、社内の複数部署と連携しながら調整する場面が頻繁に発生します。
そのため、自分の判断だけで突っ走るタイプや、報告・連絡・相談を怠りがちな人はトラブルになりやすく、信頼を得にくいです。
社内外の調整や情報共有が煩わしいと感じる人は、メーカー営業には不向きと言えるでしょう。
メーカー営業についてのよくある質問
ノルマは厳しいですか?
いわゆる「毎日◯件契約しなければならない」といった厳しいノルマは少ないです。ただし、月次・四半期・年間での売上目標は多くの企業で設定されています。また、訪問件数や提案数などの活動目標がある場合もあります。
メーカー営業はルート営業が多いと聞きますが、新規開拓は全くないんですか?
確かに既存顧客へのルート営業が中心ですが、新規営業が全くないわけではありません。例えば、展示会やセミナーで得たリードにアプローチしたり、代理店から紹介された新規案件に対応したりするケースもあります。さらに、既存顧客の担当者が異動や転職を経て、別の会社で再び声をかけてくれるなど、過去のつながりをきっかけに新規取引が生まれることもあります。
未経験からでも転職できますか?
はい、未経験からでもメーカー営業への転職は可能です。メーカー営業は既存顧客へのルート営業が中心となるため、営業未経験の方でも比較的チャレンジしやすい職種です。特に、中小〜中堅メーカーを中心に、未経験採用のチャンスは十分にあります。
【適性診断】あなたはメーカー営業にどれくらい向いている?
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実際にメーカー営業で働いている人が「向いている」と思う人
とにかく、勉強熱心で責任感がある人。コミュニケーションが上手い人。
ジュウザさん【経験年数:1年以上、3年未満】
チームワークを大事にする人が向いていると思います。
タコ焼かないさん【経験年数:5年以上、10年未満】
拘束時間は長いが、自由な時間も多いので、要領が良く効率的に動ける人
ジュウザさん【経験年数:1年以上、3年未満】
実際にメーカー営業で働いている人が「向いていない」と思う人
打たれ弱く、悩んでしまう性格の人は続かないと思います
リリーさん【経験年数:5年以上、10年未満】
全面的に自分が前にでて、人の話を聞かない人は向いてないです。
AYA89さん【経験年数:10年以上、20年未満】
自分の考えに固執してしまう人や、人の話を聞くのが苦手な人は、社内外の調整が多いメーカー営業には不向きかもしれません。また、トラブルが起きたときにすぐに投げ出してしまう人も難しいと思います。
よしゆきさん【経験年数:1年以上、3年未満】
メーカー営業の仕事内容
既存顧客へのルート営業が中心
メーカー営業の核心となるのは、既存顧客との強固な信頼関係を育むルート営業です。単に定期訪問を繰り返すのではなく、顧客との会話を大切にし、何気ない雑談の中から潜在的なニーズや課題を引き出します。
もし顧客が抱える問題や改善点が見つかれば、自社製品の深い知識を活かし、最適な解決策を提案します。
メーカー営業における取引は、一件あたりの売上が大きいです。目先の成果に捉われず、中長期的な視点で顧客との関係を深耕していく、パートナーシップを築く意識が不可欠です。
他部署との連携が重要
社内の他部署と連携することもメーカー営業の重要な仕事です。納期の調整や、製品仕様の問い合わせ対応など、関係部署の協力は必要不可欠だからです。
顧客からの要望や情報を社内の関連部署(開発、製造、物流など)に正確に伝え、連携を取ります。
また、ときには顧客からのフィードバックを社内に共有し、自社製品の改善や開発に貢献することもあります。
メーカー営業の職業紹介動画【厚生労働省】
出典:厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
メーカー営業の楽しい・やりがいを感じる体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数10年以上、20年未満
- 当時の年収580万円
- 会社の規模100~999人
メーカー営業で楽しい・やりがいを感じた時
新規採用の瞬間が特に楽しい。中でも自分が社内提案し開発業務に携わった製品が市場で受け入れられ、採用が広がっていった時にやりがいを感じた。
また得意先から自分の人柄を評価してもらい、他社製品を自社類似製品に勝手に切り替えていただくこともやりがいである。
現在は新規販路の開拓で、縁もゆかりも無い業界への飛び込み営業が主となっており、中々話すら聞いてもらえない事が多いが、継続して行動していくうちに成果が出ることがあり、自分の成長とやりがいを感じれる。
1日のスケジュール例
- 8:30出勤 訪問準備
- 9:00出発
- 9:20外回り
- 12:00昼食
- 13:00外回り
- 14:45帰社 終礼
- 15:00事務作業 報告書作成
- 17:00退勤
メーカー営業のきつい・つらい体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数3年以上、5年未満
- 現在の年収650万円
- 会社の規模100~999人
メーカー営業がきつい・つらいと感じた時
顧客からの急な納期変更や短納期要求が重なったときは本当に大変でした。
製造部門や品質保証、物流など複数部署との間で調整を行う必要があり、それぞれの都合や優先順位もあるため、板挟み状態になることが多々ありました。
納期の交渉や調整は自分の責任であり、社内調整に失敗すると顧客からの信頼を失うことにつながるため、プレッシャーも大きかったです。特に年度末などは案件が集中し、精神的にも肉体的にもかなりきつい時期でした。
1日のスケジュール例
- 8:30出社
- 9:00朝礼・メール確認
- 9:30社内ミーティング・資料準備
- 10:30外出・得意先訪問
- 12:00昼食(移動先にて)
- 13:00顧客訪問・打ち合わせ
- 16:00帰社・見積作成・納期調整
- 17:30商談報告・上司へ共有、残務処理
- 18:30退社