
MR営業に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロがMR営業に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたがMR営業に向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、MR営業の職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
MR営業に向いている人・向いていない人は?
MR営業に向いている人の特徴
MR営業に向いているのは、相手のニーズを的確に把握し、信頼関係を築ける人です。多忙な医療従事者のパートナーとして、相手の話に耳を傾け、抱える課題やニーズを正確に引き出す傾聴力が重要です。
相手に合わせた最適な情報を提供することで、「このMRは信頼できる」という関係性を築くことが長期的な成果に繋がります。
専門知識を活かして相手に寄り添い、深い信頼関係を築ける人には、MR営業の仕事だけでなく、医療機器営業、カスタマーサクセス、キャリアアドバイザーも向いています。
MR営業に向いていない人の特徴
MR営業に向いていないのは、自己管理が苦手で、指示待ちになってしまう人です。MRの活動は個人に裁量が任されています。訪問計画や目標達成に向けた戦略立案を自ら行う必要があります。
上司の指示を待つのではなく、自ら考えて行動し、成果に責任を持つ自律性がなければ、仕事で成果を出すのは難しいでしょう。
MR営業についてのよくある質問
文系出身でもMRになれますか?
なれます。多くの製薬会社では、入社後に充実した研修制度が用意されているため、文系出身者も多数活躍しています。ただし、入社後も継続的な医学・薬学の勉強は不可欠です。
MR営業に必要な資格はありますか?
担当エリアの病院やクリニックを車で訪問するため、普通自動車運転免許は必須です。
また、専門資格として「MR認定資格」があります。法的な資格ではありませんが、多くの企業で入社後の取得が必須で、会社のサポートを受けて合格を目指すのが一般的です。
未経験でも転職できますか?
職種未経験・スキル無しからの転職は可能ですが、簡単ではありません。特に20代の第二新卒など、ポテンシャルを重視した採用枠が中心です。営業経験や高い学習意欲が求められます。
【適性診断】あなたはMR営業にどれくらい向いている?
20問の簡単な質問に答えるだけで、あなたがMR営業に「100%中、何%」向いているか診断できます。結果はすぐに確認できるので、気軽に試してみてください。
あなたの適職診断結果
個人情報の入力は不要です。診断結果はその場で確認できます。
実際にMR営業で働いている人が「向いている」と思う人
自発的に行動できる人。堂々としている人。
ザリガニさん【経験年数:5年以上、10年未満】
向上心のある人、自己管理能力が高い人
病気がなくなるわけではないため、MRが営業をかけなくても売上が0になるわけではありません。そのため、サボりだす方も多くいらっしゃるため、自分を律して向上心高く営業活動できる方は向いていると思います。1日に10軒ほど訪問できる方は優秀だと思います。
ふるふるさん【経験年数:5年以上、10年未満】
働きながら勉強をしないといけないので、医学、薬学、生理学などに興味がある人。
また、MRは医者や薬剤師とは社会的な立場が違うので、自分より上位の人間に対しての尊敬と配慮の気持ちで接することが出来る忍耐力がある人間が向いています。
ヒポクラテスさん【経験年数:20年以上】
実際にMR営業で働いている人が「向いていない」と思う人
弱気な人。コミュニケーションが苦手な人。数字管理が不得手な人。
ザリガニさん【経験年数:5年以上、10年未満】
サボり癖のある方
勉強をしない方(医学は日々進歩することや医師とディスカッションするためには、最低限勉強しなければなりません)
ふるふるさん【経験年数:5年以上、10年未満】
MRは医者、薬剤師など上位の医療従事者に接するときの謙虚な気持ちが必要とされるので、言動が粗野な人には向いていません。
勉強が嫌いな人には大変な苦痛で、向いていません。
ヒポクラテスさん【経験年数:20年以上】
MR営業の仕事内容
医療従事者への医薬品情報の提供と収集
MR営業は、医師や薬剤師といった医療従事者を訪問し、自社医薬品の有効性や安全性に関する適正使用情報を提供することが仕事です。
薬の販売が目的ではなく、科学的根拠に基づいた正確な情報提供を通して、患者の治療に貢献します。実際に医薬品を使用した際の副作用情報を収集し、会社へ報告することも重要な役割です。
この活動によって、医薬品の安全性向上に繋げていきます。
医薬品のプロモーションと勉強会の企画・運営
MR営業は担当エリアの医療機関へ自社医薬品を普及させるためのプロモーション活動も担います。
医療従事者との面談に加え、新薬に関する説明会や、特定の疾患領域の講演会を企画・運営することもあります。
医療の専門家である医師や薬剤師から信頼されるパートナーとして認められるため、高度な専門知識とプレゼンテーション能力が求められる業務です。
MR営業の職業紹介動画【厚生労働省】
出典:厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
MR営業の楽しい・やりがいを感じる体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数5年以上、10年未満
- 当時の年収600万円
- 会社の規模1,000人以上
MR営業で楽しい・やりがいを感じた時
営業をしていた製品を通じて、患者の病気が良くなった話を医者から聞いた時にやりがいを感じました。また営業成績が社内で上位5%などになるとインセンティブと社内表彰を受けることがあった。
その際に社内から賞賛されたりインセンティブの報酬や旅行などをプレゼントされた際にもやりがいを感じました。その他にMRは全国転勤となりますので、各土地の観光地やレストランに行くことも可能です。
私は転勤先で現在の妻に出会う事もできたため転勤が苦ではない方はメリットではないかと思います。
1日のスケジュール例
- 8:00卸訪問(2,3か所)
- 9:30出社 ドクターとの面談準備や内勤作業を行う
- 10:30外回り(クライアント訪問、午前中に2~3軒訪問、医療機関の午前診療終わりに面会することが多かったです)
- 13:00昼食(昼食は遅い時間になることが多かったです)
- 14:00外回り(クライアント訪問、午後に5~8軒訪問、医療機関の午後診察の合間や終了時間に合わせて面会していました)
- 19:00会社に帰宅 or 直帰(会社に帰宅するときには翌日の準備、事務処理など)
- 20:00退社
MR営業のきつい・つらい体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数20年以上
- 当時の年収700万円
- 会社の規模1,000人以上
MR営業がきつい・つらいと感じた時
薬の宣伝をする相手が忙しい薬剤師、医者であるため、面談のアポイントがなかなか取れず、ひたすら待ち続ける無駄な時間と、面談できても、ほとんど話を聞いて貰えない場合が多かったです。
それでも会社から求められたノルマを達成する為に、自社の医薬品の情報提供と、処方を依頼しないといけない精神的な苦痛がありました。特に病院担当のMRの場合は、時間的な営業効率の悪さが苦痛でした。
一方、開業医担当MRの場合は、病院より比較的、医者との面談の機会は多かったですが、卸に気に入られ、自社の医薬品を開業医に売り込んで貰うために、説得したり、開業医と共に卸担当を接待しなければいけない場合も多く、病院担当MRとは別の意味で精神的なプレッシャーがありました。
1日のスケジュール例
- 8:00開業医担当:医薬品卸直行訪問 / 病院担当:病院訪問 (~9:30)
- 10:00会社内勤 (~12:00)
- 12:00開業医担当:開業医訪問 / 病院担当:病院訪問 (~14:00)
- 14:00昼食、休憩 (~15:00)
- 15:00開業医担当:開業医訪問 / 病院担当:病院訪問 (~18:00)
- 18:00開業医担当:薬品卸訪問 / 病院担当:病院訪問か卸訪問 (~20:00)
- 20:00場合により帰社して内勤するか直帰 (~21:00)
- 21:00退勤