損害調査に向いている人・向いていない人の特徴は?転職支援のプロが解説

損害調査に向いている人・向いていない人の特徴

損害調査に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。

この記事では、転職支援のプロが損害調査に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが損害調査に向いているかどうかがわかります。

他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、損害調査の職に就いてみたい方は参考にしてください。


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シゴトのスベテ。編集部(運営会社:株式会社メルセンヌ

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損害調査に向いている人・向いていない人は?

損害調査に向いている人の特徴

損害調査の仕事に向いている人は、相手の話をじっくり聞き、粘り強く交渉できる人です。事故の当事者や関係者は、不安や怒りなど様々な感情を抱えています。

そうした方々の話を丁寧に傾聴し、心情を理解しようと努める姿勢が不可欠です。その上で、専門知識に基づき、時には難しい内容も分かりやすく説明し、粘り強く交渉して合意点を見つけ出すコミュニケーション能力と忍耐力が重要となります。

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相手の話をじっくり聞き、粘り強く交渉して合意点を探れる人には、損害調査の仕事だけでなく法人営業購買も向いています。

損害調査に向いていない人の特徴

損害調査の仕事に向いていない人は、感情移入しやすく、精神的な切り替えが苦手な人です。事故の被害者や加害者の辛い状況に日常的に接するため、感情移入しすぎると精神的に疲弊してしまう可能性があります。

職務として客観性を保ち、個々の案件に対して冷静に対応し、自身の感情をコントロールしながら仕事とプライベートの区別をしっかりつけることが苦手な人には厳しいかもしれません。

損害調査についてのよくある質問

損害調査の仕事に就くには資格が必要ですか?

必須ではありませんが、「損害保険登録鑑定人」や「アジャスター(技術・特殊)」等の資格があると専門性を示せ、業務上有利です。入社後に取得を推奨される場合も多いです。

損害調査の仕事は、残業や休日出勤が多いですか?

通常はカレンダー通りの勤務が多いですが、大規模災害発生時や事故の緊急対応で残業や休日出勤が発生することもあります。

未経験でも転職できますか?

未経験でも転職できます。研修制度を設けている場合も多く、入社後に専門知識やスキルを習得できます。

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      実際に損害調査で働いている人が「向いている」と思う人

      論理的な思考と情緒のバランスがある程度取れている方です。
      「こちらの言い分を聞いてもらう土台作りのため、まず相手に寄り添おう。相手がかけてほしい言葉はこれかな」と本音と建前を上手に分けられる方がベストだと思います。

      ふゆまきさん【経験年数:3年以上、5年未満】

      確実に言えるのは、メンタルがそこそこ強い人でなければ出来ない仕事だと思います。

      ちくわさん【経験年数:10年以上、20年未満】

      実際に損害調査で働いている人が「向いていない」と思う人

      極端に繊細な方かと思います。
      人の痛みに敏感な方や、ロジックが苦手で自分の主張を発言できず流されてしまう方は継続が難しいと思います。
      ただ、やっていくうちに慣れもあるのでなんとなく神経が太ければ大丈夫です。

      ふゆまきさん【経験年数:3年以上、5年未満】

      メンタルが弱い人と事務作業が苦手な人は、いくら正義感が強くても不向きです。

      ちくわさん【経験年数:10年以上、20年未満】

      損害調査の仕事内容

      損害調査の仕事内容

      事故状況の確認と損害額の適正な算定

      損害調査の主な役割は、自動車事故や火災、自然災害など保険事故が発生した際に、事故の原因や状況を客観的かつ正確に調査することです。

      具体的には、事故現場に赴き、写真撮影や関係者への聞き取り、関連書類の確認を行います。

      そして、収集した情報と保険約款、関連法規、過去の判例などに基づいて、損害の範囲を特定し、修理費用や賠償額などの損害額を適正に算定します。

      関係者との交渉と保険金支払いの円滑化

      損害調査担当者は、算定した損害額や調査結果について、保険契約者、被害者、修理工場、医療機関など、様々な関係者と折衝や交渉を行います。

      それぞれの立場や主張を理解しつつ、公平かつ中立な立場で合意形成を図り、保険金が迅速かつ適正に支払われるよう手続きを進めることが求められます。

      また、詳細な調査報告書を作成し、保険金の支払い決定のための重要な情報を提供します。

      損害調査の職業紹介動画【厚生労働省】

      出典:厚生労働省(job tag)
      ※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります

      損害調査の楽しい・やりがいを感じる体験談

      • 退職済み
      • インターネット回答
      • 運営チェック済み
      ふゆまきさん
      女性20代前半(当時の年齢)
      • 経験年数
        3年以上、5年未満
      • 当時の年収
        430万円
      • 会社の規模
        1,000人以上

      損害調査で楽しい・やりがいを感じた時

      起こってしまったトラブルを解決に導くことが仕事です。卒業した母校の近くにある飲食店が、不注意で火災を起こしお店が燃えてしまい、店の外観は保っているものの中身は焼けてしまって営業にはとても使えなくなった事故の担当になったことがありました。

      また、火災ですとわざと自分の店舗に放火し保険金をせしめる詐欺も横行しているため調査が必要です。実際に店舗に赴き、損害の状態をみたり店主と会話をして、営業が不可能であり保険金を最大限支払う必要があること、詐欺の可能性は低く保険金を支払うに値することを書類にまとめ上司に報告しました。

      無事に支払いが完了し、退職して数年後に人づてに「保険にはいっていてよかった。保険があって助かった」と聞き、困っている人に自分の仕事が貢献できたと非常にうれしくやりがいを感じました。

      1日のスケジュール例

      1. 8:20
        出社
      2. 9:00
        始業・朝礼
      3. 9:30
        新規事故の受付、対応
      4. 11:30
        昼食(会議室にて)
      5. 12:30
        ひきつづき新規事故の対応
      6. 13:00
        郵便を受付し、既存事故の保険金書類の回収、既存事故の対応
      7. 17:00
        支払対応完了
      8. 18:00
        事務処理
      9. 20:00
        退社

      損害調査の楽しい体験談一覧

      損害調査のきつい・つらい体験談

      • 退職済み
      • インターネット回答
      • 運営チェック済み
      ちくわさん
      男性40代前半(当時の年齢)
      • 経験年数
        10年以上、20年未満
      • 当時の年収
        650万円
      • 会社の規模
        1,000人以上

      損害調査がきつい・つらいと感じた時

      とにかく相手からの辛辣な口撃は多くて、最初の頃はメンタルがボロボロになりました。かかってくる電話では、揚げ足取りのようなことも言われ、会社に行くのが嫌になったり、案件を休の日にも忘れられることなく、不眠になったりと、精神的には結構病みました。

      また、結構時間に追われる業務で、タスクも多くて、昼抜き、トイレに行くのも我慢しながらやっていたという記憶があります。とにかく、対応相手との折衝に時間が取られる上、書類は山積みという、これ以上忙しい仕事あるのかって言うくらいの多忙さでした。

      1日のスケジュール例

      1. 8:30
        出社
      2. 9:00
        始業
      3. 9:30
        事務作業 電話折衝
      4. 12:00
        昼食
      5. 13:00
        医師面談 現場調査
      6. 16:30
        帰社
      7. 17:00
        事務処理
      8. 18:30
        退勤

      損害調査のきつい体験談一覧

      他のサービス業界の向いている・向いていない人の特徴