
税理士補助に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロが税理士補助に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが税理士補助に向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、税理士補助の職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
税理士補助に向いている人・向いていない人は?
税理士補助に向いている人の特徴
税理士補助の仕事に向いているのは、簿記や会計に興味がある人です。すでに簿記の資格を持っていたり、会計の基礎知識がある人は、業務内容をスムーズに理解しやすいでしょう。
主な業務は、記帳代行や仕分け入力などの税理士をサポートする作業です。これらの業務には、慎重さや丁寧さが求められるため、単にパソコン操作が好きという理由だけでは、ストレスを感じる場面もあるかもしれません。
そのため、簿記や会計への関心がない場合は、仕事にやりがいを見出しにくくなる可能性があります。
税理士補助に向いていない人の特徴
税理士補助に向いていない人は、大雑把な性格で数字が苦手な人です。税理士補助の仕事は、数字や書類の処理、データ入力がメインです。
業務の性質上、小さなミスが大きな問題につながることもあるので、大きな大雑把な性格かつ数字が苦手な人は、不向きと言えます。
税理士補助についてのよくある質問
資格は必要ですか?
税理士補助の業務を行うための資格は必要ありません。ただし、多くの求人で簿記2級が応募条件に含まれるので、税理士補助として働く場合は簿記を取得した方がよいでしょう。
税理士補助と経理の違いは?
税理士補助は、クライアントの会計や税務をサポートし、経理は、企業内で財務や会計をサポートします。
未経験でも転職できますか?
未経験でも転職できますが、簿記は必要です。税理士補助の仕事自体に資格は必要ありません。一方で、税理士補助の求人では簿記2級の条件が多いため、簿記の取得は必要でしょう。
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実際に税理士補助で働いている人が「向いている」と思う人
粘り強い人であり、情がある方。それでいてサバサバしているのも引きずらないために大切な要素かと思います。
clownさん【経験年数:10年以上、20年未満】
・とにかくこの仕事に興味があって好きな人。
・将来の夢や希望として税務や会計にずっと携わっていきたいと考えている人。
・勤勉な人
もっちゃんさん【経験年数:1年以上、3年未満】
実際に税理士補助で働いている人が「向いていない」と思う人
情がない人、飽きっぽい人や人の話しを聞かない人。
clownさん【経験年数:10年以上、20年未満】
・収入が多くもらえ、もらえるお金のみにこだわっている人
・適当でズボラな人
・細かいところまで気にしない性格の人
・勤勉ではない人
もっちゃんさん【経験年数:1年以上、3年未満】
税理士補助の仕事内容
クライアントの経理業務
税理士補助の主な業務は、クライアントの経理業務を代行することです。請求書や領収書などの証憑類をもとに、日々の取引を会計ソフトへ入力する「記帳代行」を行います。
また、1年間の取引を整理し、決算書や法人税・所得税などの確定申告書の作成を補助する業務もあります。
税理士補助が作成した書類は、税理士のチェックを受けながら進めるのが一般的です。簿記3級以上の知識があると、業務をスムーズにこなすうえで大いに役立つでしょう。
事務所内の業務とスタッフ同士の連携
税理士補助の仕事の一つに、事務所内の業務もあります。電話・メールでのやり取り、来客対応などです。
また、作業を分担して行う業務は、スタッフ同士で連携し合います。
税理士補助は、正確かつ丁寧な仕事が求められることに加えて、コミュニケーション能力も必要です。
税理士補助の楽しい・やりがいを感じる体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数1年以上、3年未満
- 当時の年収400万円
- 会社の規模10人未満
税理士補助で楽しい・やりがいを感じた時
会計にかかる仕事が好きでやりたい気持ちが強かったほか、その当時、税理士事務所での勤務経験を積みながら、将来は税理士として活躍したいという気持ちも強かったため、楽しい・やりがいを感じました。
また、担当しているお客様から感謝の言葉をいただいたり、最後に退職する際、少し値がするネクタイをいただいたことは、今でも忘れることができない大切な思い出です。
このとき、とにかく誠意をもって、相手のことを考えた仕事を行うことは、その相手(お客様)へ言葉で伝えなくてもしっかりと伝わることが良い経験と勉強になったと感じております。
1日のスケジュール例
- 8:00出社
- 8:30始業・朝礼
- 9:00事務作業・訪問準備
- 9:30外回り(クライアント訪問・会計監査)
- 12:00昼食(事務所内もあれば移動先にて)
- 13:30外回り(クライアント訪問・会計監査)
- 16:30事務所へ戻る
- 17:00訪問したお客様の書類のチェックに加え、会計処理の開始、時期的には個人の確定申告の準備に加え、法人の年末調整や決算時期が重なることが多いほか、1月末日までに行わなければならない法定調書や給与支払報告書の提出などの書類作成準備
- 2:00退勤
税理士補助のきつい・つらい体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数10年以上、20年未満
- 現在の年収600万円
- 会社の規模10人未満
税理士補助がきつい・つらいと感じた時
税法が難解なのもあるので仕方のない側面もありますが、何度説明しても分かって頂けず、しまいには怒られるようなこともあれば解釈を間違っているケースもあります。
私は、散々ダメだと言ったはずなのに、ある会社の税務調査の際、調査官の指摘事項に関して、社長から「愛人への小遣いを経費(給与処理)しても大丈夫だと私が言った」と、意味不明なことを言われました。
調査官の方に「そんな訳ないだろう」と伝え、当該社長には「愛人でも仕事をさせていれば、その対価として給与を支払っても大丈夫だ」と説明したが、「小遣いがいい」とは言っていないと釈明しなければならないはめになりました。
調査官への誤解は解けたが、当該社長は「社長の世話は仕事だ」と意味不明なことを言い出し、あくまでも「私が経費処理していいと言ったのに」と上司にも言われ、散々な目にあったときは、本当に辛かった。
1日のスケジュール例
- 8:10出社 準備や新聞、FAXなどのチェックと情報収集
- 8:50朝礼
- 9:00始業 事務仕事または外回り
- 12:00昼休憩
- 13:00事務仕事または外回り
- 18:00退勤