
ICT支援員に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロがICT支援員に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたがICT支援員に向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、ICT支援員の職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
ICT支援員に向いている人・向いていない人は?
ICT支援員に向いている人の特徴
ICT支援員に向いているのは、「人に教えるのが好きで、機器の操作に抵抗がない人」です。業務では、パソコンやタブレットの基本操作を先生や児童に説明する場面が多く、相手の理解度に合わせた丁寧な説明力が求められます。
機器の設定やトラブル対応もあるため、基本的なICTリテラシーが必要です。誰かの“困った”を解決することにやりがいを感じられる人は、現場で頼られる存在として活躍できるでしょう。
人に教えるのが好きで、機器の操作に抵抗がない人には、ICT支援員のほかにIT事務/ITサポート事務、コールセンター(テクニカルサポート)、サービス業(家電量販店のPC・スマホ担当など)も向いています。
ICT支援員に向いていない人の特徴
ICT支援員に向いていないのは、「自分のやり方にこだわりすぎて柔軟に対応できない人」です。学校現場では、教員ごとにITリテラシーの差が大きく、求められる支援も多様です。
マニュアル通りにいかない場面も多いため、相手のペースや要望に柔軟に合わせる姿勢が求められます。また、臨機応変な対応力や相手を立てるコミュニケーション力がないと、現場になじめずストレスを感じやすくなるでしょう。こういった人には向いていないと言えるでしょう。
ICT支援員についてのよくある質問
教員免許や教育の専門知識は必要ですか?
教員免許は必須ではありません。ICT支援員の業務は教員のサポートが中心であり、授業そのものを教えるわけではないからです。ただし、教育現場への理解は求められます。学校特有の言葉や進行の流れに慣れておくとスムーズに業務ができます。
ICTの専門知識がなくても応募できますか?
基本的なPC操作ができれば応募可能な求人もあります。すべての求人が高度なITスキルを求めるわけではありません。タブレットやPCの初期設定、Officeソフトの基本操作、ネットワークの簡単なトラブル対応など、一般的なICTスキルが求められます。
未経験でも転職できますか?
はい、ICT支援員は未経験からでも転職可能です。実際、多くの自治体や派遣会社が未経験者を対象とした求人を出しています。
【適性診断】あなたはICT支援員にどれくらい向いている?
20問の簡単な質問に答えるだけで、あなたがICT支援員に「100%中、何%」向いているか診断できます。結果はすぐに確認できるので、気軽に試してみてください。
あなたの適職診断結果
個人情報の入力は不要です。診断結果はその場で確認できます。
実際にICT支援員で働いている人が「向いている」と思う人
人のためになりたい気持ちが強い人が向いていると思います
キムチさん【経験年数:1年以上、3年未満】
・パソコンに詳しい人
・わからないことをわからないと言わずに、調べますと返せる人
・物事をすぐ調べるのが好きな人
・新しいことやものが好きな人
・話を上手に聞ける人
・説明が上手な人
・コミュ力が高い人
リリィさん【経験年数:3年以上、5年未満】
実際にICT支援員で働いている人が「向いていない」と思う人
責任感が無い人、1人で黙々と作業をしているのが好きな人
キムチさん【経験年数:1年以上、3年未満】
・わからないことをそのまま他の人に回す人
・人のやり方に文句をつける人
・話を聞けない人
・自分本位な人
リリィさん【経験年数:3年以上、5年未満】
ICT支援員の仕事内容
授業支援と教員サポート
ICT支援員は、小中学校などの教育現場で、教員のICT活用をサポートする役割を担います。具体的には、授業で使用するパソコンやタブレット、電子黒板の準備や操作支援、ソフトウェアの使い方の説明などが主な業務です。
教員がICTをスムーズに活用できるよう、授業前後の機材チェックや資料作成の支援を行います。教育の質を高める裏方として、現場に密着した実務サポートが求められます。
端末やネットワークの保守管理
ICT支援員は、学校内の情報機器がトラブルなく使えるよう、機器やネットワークの保守管理も担います。
例えば、端末の不具合への初期対応、プリンターの接続設定、Wi-Fiの不調チェック、アップデートやソフトのインストール対応など、技術的な支援を行います。
また、自治体や教育委員会とのやり取りを代行することもあり、現場と管理側の橋渡し的な役割を果たす場面もあります。ICTリテラシーと問題解決力が活きる仕事です。
ICT支援員の楽しい・やりがいを感じる体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数1年以上、3年未満
- 当時の年収300万円
- 会社の規模100~999人
ICT支援員で楽しい・やりがいを感じた時
やりがいを感じるのは、お客様の問題を解決して感謝の言葉をかけていただけた時です。特にICT支援員の業務内では、ICTを活用して生徒の成績が上がったり、新しい才能が芽生えた際、先生方が喜んでいらっしゃる姿を見ることが好きでした。
学校という閉鎖的な空間でICTを嫌う先生もいらっしゃいましたが、そういった先生が楽しそうにiPadを操作していた時は、頑張って良かったと心から感じます。やればやるだけ感謝されるのがやりがいだと思います。
1日のスケジュール例
- 8:30出社、朝礼
- 9:00業務チェック
- 9:30作業、見回り
- 12:00昼食
- 13:00作業
- 17:00報告書作成
- 17:30退勤
ICT支援員のきつい・つらい体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数3年以上、5年未満
- 現在の年収180万円
- 会社の規模10~99人
ICT支援員がきつい・つらいと感じた時
小中学校へ出向いて、授業支援や校務支援を行っています。特に資格もなく、ただオフィスソフトの操作に少し詳しいくらいのレベルで、入社しました。初心者のときには先輩に2ヶ月ほどついて回り、その間に徐々に先生のサポートとして、子供達の前でパソコンやタブレットの操作説明に慣れていきました。
今の子供たちはプログラミングも授業の中で学ぶようになっていて、初めての6年生へのプログラミングの説明で、自分が何を喋っているのかわからなくなり、一人でパニックに陥ってしまったことがあり、とても辛かったです。
また、入社して半年ほど経つと、先生方へ向けた研修会を行わなくてはならず、今まで講師の経験もない自分が、小中学校の先生方の前に出て説明するのが、とてもプレッシャーで、夜中まで資料を読み込んで練習したり、家族に説明を聞いてもらい、時間を測ってもらったりと悪戦苦闘していました。
1日のスケジュール例
- 8:20出社
- 8:30授業支援や校務支援
- 12:30昼食(給食)
- 13:30授業支援や校務支援
- 15:30報告書作成や翌日以降の支援準備
- 16:15退社