
設備設計に興味があるけど「自分に向いている?向いていない?」と気になっている方はいらっしゃるかと思います。
この記事では、転職支援のプロが設備設計に向いている人や向いていない人の特徴を解説。独自の適性診断も掲載しているため、あなたが設備設計に向いているかどうかがわかります。
他にも、未経験転職の難易度や細かい仕事内容も記載しているので、設備設計の職に就いてみたい方は参考にしてください。
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目次
設備設計に向いている人・向いていない人は?
設備設計に向いている人の特徴
設備設計に向いている人の特徴は、注意深く丁寧な人です。設備設計では、CADを用いて詳細な図面を作成し、配管や配線などの細部を詰めていくため、細かな部分に気づける注意力が重要です。
また、現場管理では設計図通りに工事が進んでいるかを確認する業務があり、図面との差異を見つけられる丁寧さが求められます。
設備設計に向いていない人の特徴
設備設計に向いていない人の特徴は、チームで協力することが苦手な人です。設備設計のプロジェクトは、多くの場合、チームで協力して進められます。
社内外の様々な関係者と連携し、意見交換や調整を行う場面が多いため、円滑にプロジェクトを進めるためにはコミュニケーション能力が重要です。
設備設計についてのよくある質問
資格は必要ですか?
設備設計の仕事をする上では必須ではありません。ただし、建築設備士などの資格を有していれば、転職やキャリアアップに有利に働きます。
将来性はある?
ある可能性が高いです。省エネ化の加速やスマートビルの普及によって、設備設計の需要が年々増しています。
未経験でも転職できますか?
未経験だと難しいです。まずは、施工管理やCADを扱う仕事に従事したり、資格を取得するなどして、目指していくと良いでしょう。
【適性診断】あなたは設備設計にどれくらい向いている?
20問の簡単な質問に答えるだけで、あなたが設備設計に「100%中、何%」向いているか診断できます。結果はすぐに確認できるので、気軽に試してみてください。
あなたの適職診断結果
個人情報の入力は不要です。診断結果はその場で確認できます。
実際に設備設計で働いている人が「向いている」と思う人
正確な数字を入力できる人。作業が早い人。
みぃなさん【経験年数:1年以上、3年未満】
物事に集中して取り組むこと出来る人
コミュニケーション能力がある人
マージンさん【経験年数:20年以上】
実際に設備設計で働いている人が「向いていない」と思う人
興味がなく何となく就職した人は向いていない
すだちの雫さん【経験年数:20年以上】
雑で細かい作業が苦手な方。上から見た図や横から見た図を頭の中で想像するのが苦手な方。
りおさん【経験年数:1年以上、3年未満】
設備設計の仕事内容
建物内の設備を設計する仕事
設備設計は、建物内のさまざまなインフラを計画・設計する仕事です。主な設計対象は、空調、換気、給排水、電気設備などです。
建物の用途や顧客の要望に応じて、快適性・安全性・省エネルギー性を考慮した最適なプランを検討・提案します。
設計には基本設計と実施設計があり、基本設計では、設備スペースや配管・配線ルートを決定し、実施設計では機器の配置や配管の詳細まで詰めていきます。設計にはCADソフトを使用するため、CADスキルは必須です。
関係者と連携しながら業務を遂行
設備設計は、クライアントをはじめ、施工業者などさまざまな関係者と協力しながら業務を進めます。
まずは顧客の要望を丁寧にヒアリングし、その内容を設計に反映。さらに、専門的な設計内容をわかりやすく説明し、認識のズレが起きないよう心がけます。
また、設計だけでなく工事が始まった後も現場に足を運び、図面通りに施工が進んでいるかを確認します。現場でトラブルや課題が発生した際は、関係者と協力して解決策を検討・対応するのも重要な役割です。設備設計は、技術力だけでなく、周囲とスムーズに連携する「コミュニケーション力」が求められます。
設備設計の職業紹介動画【厚生労働省】
出典:厚生労働省(job tag)
※引用動画と記事内の仕事内容・職種が異なる場合があります
設備設計の楽しい・やりがいを感じる体験談
- 退職済み
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数20年以上
- 当時の年収650万円
- 会社の規模10~99人
設備設計で楽しい・やりがいを感じた時
大変な思いも多々ある業務ですが、当然、楽しい・やりがいを感じる業務でもあります。
第一に楽しいと感じる瞬間は、苦労して設計を上げた物件が、予算内に収まっており、施主から業者への発注も滞りなく行われ、無事着工にこぎつけたときです。
第二としては、その物件の監理に携わる(役所物件等は設計者と監理者が同じ契約を結ぶことができないことがあります)ことができ、事故や大きな変更もなく完工することができたときです。
第三はその後、その建物が運用され、建築主から感謝されたときです。
1日のスケジュール例
- 10:00出社・業務開始
- 12:00昼食
- 13:00業務実施(打合せ、来客対応は随時)
- 19:00定時の場合は帰宅
- 19:00残業業務有
設備設計のきつい・つらい体験談
- 現職
- インターネット回答
- 運営チェック済み
- 経験年数20年以上
- 当時の年収650万円
- 会社の規模100~999人
設備設計がきつい・つらいと感じた時
設備設計業務で、設備関係は他建築、機械系の設計が完了しないと私の設計業務に入れないので工期的にドンドン短くなり最終の納期ギリギリになることが多くあります。
余裕をもって設計出来れば深く出来るのですがどうしても納期間際で終わらせてしまう事がなによりも残念なとこです。他一度終了した設計が建築系の修正が入ると、また設備設計の見直しが発生し納期も限られた状態になるのが一番つらく感じます。
設計に関しては、客先からの過剰な質問等で比較、計算、等の提出を要求される時が時間を要し夜遅くなるのもきつく感じます。
1日のスケジュール例
- 8:30出社、現場直行
- 9:00朝礼、ミーティング
- 9:10現地作業、打ち合わせ
- 12:00昼食
- 13:00現地作業、設計作業
- 17:00帰社、事務処理
- 18:00退勤